母の死にも父の死にも立ち会えなかった。

さっき母の死に立ち会う夢をみる。夢の中でも弱り気味の母。

それから兄との喧嘩、和解と一気に夢で見せられる。

母が何かを心配して来ているのかも知れないと思う。


最近、何かにつけて母の存在を感じざる得ない。

何かな…。

生活に無頓着なところかな…?


すべてが幻想のように思えて、投げ遣りになってしまうところか…。

それはそれでいいじゃねっと何かに付けて思ってしまう。昔のプライドなんて無いに等しい…。


実質寂しいといつも蜘蛛がよってくるのだ。

アメリカに行った嫁と息子の居ない家で独り過ごしている時も大きな蜘蛛か現れていた。

そのままにしていたらずっと家の中にいてじっとしていた。そばに来られるとちょっと嫌だけどもなんだか追い出す気もせずにそのままにしていた。


「もしかしたら、慰めに来てくれているのかな?」と訳のわからない幻想を抱いたりしていた。やたら孤独の時期だったから…。



孤独になると現れる蜘蛛。


どこから来るのだろうか?現実を耐えるように動かずに部屋の隅にずっと居る。



母と蜘蛛はちっとも結び付かないけれど、何かがどんな外見であろうと心寄せて来てくれているように感じて、こっちもじっとしてしまう。