伊勢、静岡、群馬そして名古屋と。

群馬での仕事を終え、地元に戻るつもりが遅くなり、途中名古屋で一泊。

焦ってとった宿が以前泊まったホテルである事に気がつく。

その日にホテルを決めるのに喫煙の部屋しか空いておらず、薄っすらヤニの匂いがする部屋にいると少しずつ気持ちが沈んでいく。

車の運転は人任せなのにやたら疲れてしまう…。

とにかく早く帰って調べものや地元の仕事を片付けたいと思う。月末と月初めの仕事。そして、予定が見えない物件が何件かあり、それも確認していきたいと思っている。

どのみち休みという休みが出張から帰ってもなくなりそうだし、品質管理の起こした問題をどう対応していこうかとも少し考える。問題とも思っていないだろうが…。

地元の子供会の役員の仕事を出張でこなせず、ふつふつとした思いになる。

気を抜くと意味のないペースに巻き込まれてしまいそうでイヤになると同時にそれとなく上手く立ち回っているつもりでいる自分にも霹靂する部分もあり、高速のパーキングエリアで青空と入道雲を見ながらも「空って広いよなぁ」と無意味に思ってしまう。

名古屋の都会の活気に少し元気付けられる自分がいながらもこうして夜中に目を覚ましてスマホを見ている。悪夢ばかり見ていた。

どれもつまらない自分の自尊心の夢で目を覚ましながらもそんな自分の次元を感じていた。


朝まで無理にでも眠るようにします。