去年の夏、中島みゆきさんの「夏土産」という曲が無性に聴きたくなって、それでもなかなか聴けなくて、思い出して荷物の中を探しているとCDが出てきました。
仕事で休みがなくやっと休めた日曜日に焦る思いで聴いた「夏土産」、イントロのピアノがずんずん胸に入って来て切なくなる程良くって、待ちに待った曲が聞けて嬉しかったですね。
20代の頃に何度も聴いてそれでとても好きで、好き過ぎて人に薦めたりしていたらある女友達から「キレイな曲だけど、内容が哀しい…」って言われてハッとした。
あ、あそうか…ってそんなふうに深く考えずに聴いたから本当にハッとした。
女性の哀しい話しの曲…。それに対して何故ここまで自分が強く惹かれて尚も更に美しいとただ単に感じて何度も聴いてしまうのは何故なんだろうか?と考えてしまった。
「知らないふりして来たのはわたしまだあなたのことが好きだから」という歌詞が自分の胸奥を掴んで離さなかったからだと思う…。

最近はこれまた中島みゆきさんの「ほうせんか」を急に思い出してどうしても聴きたくなって今回は、YouTubeで探して何度も聴いております。
いろんな人が歌っている動画もあり、それもまたその人なりの「ほうせんか」があり、それがまた良かったりします。
中島みゆきさんの歌ってとても良い曲が多いのに歌うの難しいですよね。
「ローリング」がめちゃくちゃ好きで自分でも上手く歌いたいと思うけど、絶対上手く歌えない…。YouTubeで歌っている人は上手で羨ましいです。ああゆう感覚的な世界観を創っていく中島みゆきさんの創作能力ってなんなんだろうか?っていつも思います。どの曲も映像とその時の時代や色や街並みが視えて来るようでずしんと胸の奥底に入って来る…。
入り混みすぎて時々ヤバいことになったりするので、自分なりにセーブしたりしています。
それでも想いが創り出す世界に限りなく惹かれるものがあり、その魅惑に抗えなくなり時々、聴いてしまいます。
「歌姫」や「悪女」とか中学生の頃、これまた好きで何度も聞きましたね。
今聴いても色褪せない。
「仮面」という曲もどっぷりハマって沼の中に入り込んでしまう感じで一時期はそればかり聴いておりました。

と、季節感も脈絡もない話でした…。