原因は、自分でもよく分かっている。
分かっていてもどうにもならなくてただ他人のように鼓動を激しくさせる心臓に耐えている。
耐えていても鼓動は治ることを知らず、さらに頭痛や眩暈、吐き気と促して来てどうしようもなくなる。
「ああ、またこの症状か…」と別の人を見るように自分を観る。
もういいよ、好きにすればいいのよ、動揺しそのままに流れるままになればいい、否定しない。
心のままにその結果について全部受け入れてあげる
ともう一人の自分に話しかける。
以前までは焦ってなんとか心を落ち着かせようと必死になってそのままさらにパニックのようになり、悪化してしまうパターンだったけれどここ数年は苦しい症状をそのままにしている。
感じるままに。
目に見える世界が苦しい色にかわり、どんよりしてくるけれど、それもそのまま。
いくら回避しても目に見えない苦しさはいつもここにあってそれがなんの苦しさなのかよく分からないことがある。
それが嫌で嫌で仕方なかったけれど、もうそれも否定しない。
そこから「誠実」なるものが生まれてくるのか一つの実験みたいなもの。
それがどのように宿命を受け入れることになるのかまだよく掴めないけれど、その糸口になるかもしれないと思う。