「肖像」黒澤明脚本 


画家の家に間借りする女性…。

実は家賃を滞納し過ごす画家を追い出して家を売りたいが故に大家が送り込んだ女性だった…。


画家はいっぺんに女性を気に入り、絵を描かせてもらうように頼み、描き始める…。


画家には家族があるのだけれど、思うように絵が売れなくて生活もままならない、それでもしあわせそうな家族。


芸術家で純粋無垢な画家の真剣な眼差しに触れるたびに女性の内面も変化していく。


夢物語でついていけないっていう人も多いかもしれない…。

それでもその後どうなるか分からないのに、画家の純粋な心に触れて、自分の生活を立て直そうとする女性のささやかな勇気に脚本を読みながら心震えるような気持ちだった。




最近は土日や休日はカレンダー通り休める事が多く、福岡行きを考えたり、ちょっと遠いギャラリーに行ってみたり、してましたがもともと外に出るのは好きではなく、どちらかというと「引き篭もり」の傾向が強いので今回の連休はほとんど家にいました。

SNSで会話した以外はあまり話しをもせず、専ら趣味の調べもので終わってしまいそうです。

連休最後の日ももう昼を迎えようとしています。


買った本が増え過ぎていて消化しょうとするもなかなか進まず、勉強のために読む本と好きで読む本と交互に読んだりしています。


やっと部屋の掃除が出来たのは良かったかなと思っています。


外的に仕事をしないといけないから朝出掛けてるのですが、内心的には散々で相変わらず複雑な心を抱えたままですね。

それが良いのか悪いのかをずっと問うような事は最近はやめて、俯瞰してみています。

発作みたいなものでこのブログでも何度も書いているとおりです。


天気はめちゃくちゃ良くて、気分転換に外に出ようかと思うもこれを書いています。





福岡の実家は中洲と目と鼻の先にあって街の賑やかさ、そして怪しい喧騒が夜の街に潜んでいた。


稀に母が何かの用事で親戚の瓦町に行く時、ついて行くとそこには、ネオンの毳毳しい明るさ、タクシーのクラクションとその通り過ぎて行く音、酔っ払い、路上の露店、浮浪者の姿があった。

そこをモノともせずにズンズンと歩いて行く母を時々を思い出す。


夜の中洲は少し中心から離れると途端に暗くて、足下も見えなくておぼつかなくなる

狭い路地を通りながら小さな看板のうす灯りを遠目でみていると胸の奥を抉られるような寂しさがどこからともなく伝わって来た。


ときおり夜ひとりでいるとその孤独の感情がやってくる。