人々は人間が皆爬虫類系の遺伝子を有しており、それが人間の行動にとって根源的なものであるということに気づいていない。フェロモンは動物が分泌し放出する物質で、それによって彼らは同じ種のメンバーから認識される。人間の女性とイグアナのフェロモンは化学的に適合している。人間の脊髄の底部を見れば、そこに尻尾の残滓を見ることができる。一部の人々は尻尾を伴った形で生まれてくるが、それを医師たちは”尾状付属物”と呼んでいる。大抵の人々は生まれてすぐにそれを取り除くが、貧しい国々では医療のサポートが得られずに生涯尻尾を持ったままの人もいる。人間の脳の主要な部分は科学者によってRコンプレックスあるいは爬虫類脳として知られている。それは我々の爬虫類的な遺伝の系譜を最も明白に示すものであり、我々の行動に甚大な影響をもたらす部位である。実に多くの点で人間の行動は爬虫類脳によって支配されているのである。それは我々の動物的欲望と行動の故郷であり、トカゲや他の爬虫類の脳とほぼ同じ外観をしている。鳥類は爬虫類から派生したと信じる人もおり、やはり爬虫類脳を有している。科学者たちが言うには、爬虫類脳は人間の神経組織の中枢をなすものであり、攻撃性、冷徹さ、儀礼的行動、コントロールへの欲望、権力と所有、縄張り、力こそが正義、支配、屈服、脅迫観念、崇拝、融通のきかない厳格さ、そして社会的な階級性に対する欲求などといった特性の理由を提供するものである。
爬虫類脳の行動的特性がイルミナティ血族及び彼らが創造した社会の行動的特性と圧倒的なまでに対応しているのは、果たして偶然だろうか。そうではないと私は答えよう。研究者スキップ・ラージェントは、インターネット上のRコンプレックスに関する記事で、以下のように述べている。
「少なくとも5種類の人間の行動が爬虫類脳に起源を有している。今厳格な定義をせず端的に記せば、人間の行動において以下のような表現を見いだすことができる: 脅迫観念的な行動、個人的な日々の儀礼や迷信的な振舞、旧い行動様式に対する奴隷的なまでの協調、儀式的な反復、法律、宗教、文化、その他あらゆる虚構における前例への隷従」
これらも彼ら血族と彼らが生み出してきた制度組織の行動を完璧に描写している。爬虫類の遺伝子はまた、彼らの冷徹な行動、及び日々生み出される数十億の犠牲者に対する共感の欠如の源である。人種差別と人種的優越感が爬虫類脳から来るのは、イルミナティ血族が大々的に行うような攻撃的かつ暴力的な性行為と同様だが、それについては私が他の書物で暴露しているイルミナティの人物名を参照してもらいたい。爬虫類系の脳はまた視覚的シンボルを通じてコミュニケーションを図るが、それこそがイルミナティが世界中に視覚的シンボルとロゴを充満させている理由である。イルミナティが爬虫類脳の特徴のすべてを明白に表しており、それと同時にその証拠から彼らが爬虫類系ハイブリッド血族である事が分かるというのは、全く偶然の事ではない。宇宙学者のカール・セーガンは、文字に記すよりはるかに多くを知っていたようだが、『エデンの龍』という著作で以下のように記している。
「人間性に属する爬虫類的な要素を無視する事はとてももったいないことである。特に儀礼的階級的な行動においてそうである。逆に、そのモデルは人間が一体どのような種族であるかを理解するのに役立つものである」
以下、爬虫類系の遺伝子がもたらす人間の行動に対する影響を述べていくが、覚えておいて頂きたいのは、これらの影響はイルミナティ血族において、レプティリアン遺伝子をより高い密度で組み込まれているために、はるかに強く見られるということである。レプティリアンの脳は考えるのではなく反応する。私たちは、よく人々が脳を使わずに行動していると言ったりするが、その時私たちが言っているのは、思考を営むことを好む大脳新皮質として知られる部位を使わずに爬虫類脳から直ちに反応したということなのである。爬虫類脳は身体的反射的感情及び生存反応を生むものであり、それは海馬と呼ばれる脳中枢部と密接につながっている。海馬は大脳辺縁系として知られる領域にあるアーモンド型の神経組織の塊である。これらがパニックボタンを押してしまうと、あなたは冷静さと理性を忘れてしまうのである。
我々が危険に対して、逃げ去るか、戦うか、凍てつくか、という行動で反応する時、心理学者はこれを”fight or flight”と呼ぶが、爬虫類脳が作動しているのである。爬虫類脳は、絶えず環境を見渡して危険性が存在しないか見張っており、それに応じて反応する。爬虫類脳が感知された危機に勝てると考えるときには戦うのであり、勝てないと判断した場合には逃げ去るのである。爬虫類脳はまた、身体を凍えさせることができる、つまり、恐怖に凍てつくということがある。これは反射的な反応によって引き起こされるものであるが、その反応は危険な状況で動物が身体を硬ばらせてしまうのと関連している。その状況では体を動かすことが捕食者に対しての信号となってしまうのである。爬虫類脳は、安全であるか安全でないかという二つの状態を有しているが、その中間には何もない。爬虫類脳が安全でありリラックスできると感ずる場合には、大脳新皮質が平和で静かな状態にしっかりと思考を営ませてくれる、あるいは少なくともよりしっかりと考える事を可能にしてくれる。爬虫類脳が脅威を感じ安全ではないと感じるときには、英国テレビコメディーシリーズのジョーンズ大佐のように振る舞うだろう。つまり「パニックになるな、パニックにるな」と叫びながら走り回るその姿が、まさにパニックそのものなのである。恐怖はそれに屈服する時、感染性を帯びる。そのことは研究と経験によって示されている。ドイツデュッセルドルフ大の研究で、49名の入試前の学生の自発的被検者に対して脇の下にコットンを入れさせ、同じ学生たちがエクササイズバイクに乗っているときの汗も採集した。異なるグループの学生たちが、そのコットンの匂いを嗅いでいる間に、MRIスキャンで脳の観察を行った。彼らはパニックの汗と運動の汗の相違はわからないと言ったが、脳はそれを識別していた。パニック時の汗は感情や共感を扱う脳の一定の部位を刺激していた。
実際に、「恐怖の匂いを嗅ぐことができる」と言うのは事実なのであり、恐怖は波動によっても伝達され、潜在的に群衆パニックを生み出すが、その時、爬虫類脳がその現象を主導するのである。
David Icke (2010). Huam Race Get Off Your Knees: The Lion Sleeps No More. (pp. 195-7)