今年のお雛様は、 母の残したもの。
「雛祭り」という習慣を母は気に入っていたようで
人形や絵や、着物、布柄物、小物、便箋・封筒・カードなど
「雛」にまつわる小物が たくさんしまわれていた。
ほとんどは処分してしまったけれど
捨てるには惜しい、そして とてもかわいらしいものもたくさん。
一刀彫の小さな雛人形。
和紙のお雛様。
飾りながら、つい母に話しかけていたり する。
「おかん、まだまだ寒いわー」
「あの服、買ってもいいと思う?」
「今日は掃除、サボってしもたわ」
とかとか、ほんまにしょうーもないことを。
でも ヒトはこんなしょーもないことを
気兼ねせずにしゃべれる存在に、助けられて生きていくのだと
そんなヒトがいなくなって しみじみ思う。
お雛さんの日の夕焼け。
きれいやね。
ほんま やね。
あっちから答えて下されませ。
雛の日は 記念日でもあります。
彼女がいたら、必ず花を贈ってくれたのだけど。
自分で買うしかないわね(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)