2030年(令和5年)6月30日 金曜日
不動産仲介屋さん: 13年と一か月、お住まい頂きました( ^)o(^ )
Taka: そんなになりますか?!
今日、母のマンションを引き払う。
最後の室内立ち合いに来て下さった担当者さんと、リフォームの業者さん。
「長く住んで下さって、ありがとうございました」
と、丁寧に誠実に対応してくださいました。
毎週 平群のレッスンのあとはこの部屋に来て
顔や手足を洗ったり、暑い季節はシャワーを借りたり・・・
私が来ると
緑茶を入れて、お菓子を用意してくれた母。
着替えて お茶を飲み、お菓子を食べたら
「お昼ご飯食べに行こな」と二人でおでかけ。
晩年は 遠くに行くのはしんどそうで近場でランチして
近所のスーパーで買い物を済ませる、というパターン。
たった2時間弱の母とのお出かけ時間。
会話が弾むわけでもなく、気を配ることもなく
やさしい言葉もかけられず、
何年も同じルーティンを淡々と繰り返しただけ
今になって、
もっと優しくすれば・もっと喜ぶことをしてあげれば、
もっと話をしておけば・もっと真摯に接するべきだった、、
あれもこれも、すればよかった。
後悔しかない。
ほんとうに、後悔しかない。
しかも、13年かぁ・・父が10年前に亡くなってそれから一人で・・・
そんなオカンに、寄り添わず、
たった一度も泊まってあげることもせず、
まじで アタシはなーにやってんだ!?
親不孝王者決定。
今日でこの部屋に来ることもない。
最後に最後に、お風呂に入らせてもらう。
『オカーン、お風呂に入らしてもらうよ』
オカン: タオルある?せっけんある?
ヒトはおろかで(おろかなのは私)
思考が停滞している生き物(私)で
その場その時、その一瞬を見ないで生きている
昨日や明日のことしか、見ていないでただ、今をぼーっと過ごしている
それに気がついて愕然となったのが、3年前。
でも、結局いまもアタシは 「今」をきちんと認識せずに
ただただ、寝て・起きて・食って・愚痴って・欺瞞に満ちて生きている。
だめだこりゃ
オカンは92で息を引き取った。
アタシとオカンは30歳離れている。
と、いうことは長く見積もって30年生きられる可能性がある。
どこの親子関係にもいろんな問題や事情がある。
うちの事情も ちょっとめんどくさい深い、闇っぽいものがある。
それに縛られて大人になって、おばさんになって、おばあさんになった。
正直、オカンに振り回されたような
※オカンの召使のような、侍従のようなアタシという存在※
しかーーーーし、
オカンがいなくなった今、
そう「今」
アタシはアタシの「今」を見つめて生きていかなくっちゃいかんのだ。
※←この部分は アタシの言い訳なのだよ。
もう、後がないのだよワトソン君💥
くそぉぉぉぉぉっ!!
あと 30年!
いまからでも 間に合うのか
Takaさん、今から人生はじめます
さよなら。アタシの逃げ場所。
さよなら、アタシのもうひとつのおうち。
↑不動産屋さんの鞄(笑)
Taka: 母はこの部屋をすごーく気に入ってました
弟: 俺らが一緒に住もうと言っても、ここがいいって引っ越しませんでした
業者さんたち: そうなんですねー
このお部屋がマンションの中で一番、(部屋の)環境が良いので
特別なリフォームをして、内覧会をしようと計画しています
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
南東角部屋。
西日は入らず、階下はガレージで気を使わないですむし、
隣の物音、上階の物音はいっさいしないしっかりとした部屋。
きっと素敵な部屋になるんでしょう。
良い方が入居されるといいなー。
最後に写真を撮らせてもらって、部屋を後にする。
Taka:おかあさん、また来るね~(つい、口癖でゆうてしもた)
オカン: うん、また来てな。
また、泣いてまう。
二度と会わないかもしれない。
いつかあの世で会うかもしれない。
もう生まれ変わって この世でアタシの前にいるのかもしれないけど
61年間、ありがとう。
やっと、一人の人生を歩きはじめたTakakoより。
長い独り言、読んでくださったあなたにも 心からありがとう!!!!