弟と交互に面会に行くようになって、2週間。
先日は、とっても調子が良いようでした。
オカンの方から、アレコレ話を振ってくれる。
ありえないけれど、もしかしたら以前のようになれる気がしたり。
・・・・・・・・。
私たちの世界は、実体でできているのではなく
感覚器官で受容した情報を
電位パルス(神経パルス)で大脳に伝え
それを以て私たちの「生きている」世界ができあがる。
新しい感覚器からの情報は、古きものと取り替えられ
アップデートされてゆく。
もしかしたら、私たちは
永遠に
生きている限り、
実際の世界を体感できないのかもしれない。
お母さんを通じて、
悲しみとか辛さとかじゃなく、
ヒトがどうやってその人らしく存在し、
また 存在しなくなる・・存在の必要性の有無、、なんかを
学ばせてもらっている。
肉体の衰えだけじゃなく。
静かに、おだやかに自分の人生が終わりに向かうとき
もう脳のアップデートも、
感覚器と、実社会(脳が作り出すリアルワールド)
との微妙なズレを埋める作業も
必要ないのだ。
天候とか、時間とか、日にちとか、
人間関係とか、服装や身づくろい、
排泄物の処理や、栄養のある食べ物も、
それは こちら側の、まだ「生」に執着している側の勝手な
世界常識の押し付けなんだろうな。
そう思ったら
お母さんに「今日は●月●日だよ」とか
「今、何歳かわかる?」なんて
こちら側の認知判断基準ラインを促すのは、ばからしくなった。
もー、ええやん。
アイスクリームや、コカ・コーラばっかり持って行くのも
色気がないので
庭の花を、すこーし摘んでいく。
数時間後には枯れるだろう。
枯れたら、捨てて下さい。
CBDオイル10mlの空き瓶。
自然はリアルなんだろうか?