私が中学2年生の文化の日、母方の
祖母が亡くなりました。
祖母は隣の市に住んでいたのですが、
仕事場で脳溢血を起こし、救急車で
二つ先の県まで搬送されて手遅れに
なったようです。
享年62歳。
本当に突然の死でした。
祖母は、もともと霊感がある人で、
亡くなった人が好きな人に会いに
来るときは、虫の姿を借りてくる
というような話しをお盆のときに
よくしていました。
大正生まれで、関東大震災や戦争
を生き抜いてきた江戸っ子育ちの
祖母。
色黒を気にしていて、闇夜のカラス
と、自虐ネタで笑っていました。
おばあちゃんは(死んだら)
何の虫になるの?
と聞いた時、
なんて答えていたんだろう、
今もさっぱり思い出せないけど。
あの夜
夜中に霊柩車で帰って来た棺桶
に張り付いていた細いカマキリ。
お通夜、葬式、火葬場、納骨の
お墓にまで
気がついたらずーっとカマキリが
そばにいてじっと見ているのです。
母も叔父や叔母も、
あ、母ちゃんだ!
すぐ分かったよね!
カマキリを囲んで
みんなで泣き笑いしました。
それから、毎年お盆にお墓に行く
と、もう必ず墓石にカマキリが。
私も、おばあちゃん来たよ〜と
カマキリに声をかけています。
お盆がすぎて、命日が近づくと
ふと思い出します。
