遍吟のブログ -10ページ目

遍吟のブログ

3月まで高校で学校司書をしていました。家族は夫と娘の3人。亡くなった父親との不思議な体験や、趣味の生け花のこと、アメリカの大学に行った娘の子育てエピソードなどを書いています。

{C006869A-FEDC-4C7D-97CD-FA231B6DCD06}

ちょっと不思議なお話の続きです。

今回は、実父の話しです。

父は、2015年の10月に満70歳で
亡くなりました。

定年退職した翌年の節分の日、
持病が悪化して倒れ、10年間
ずっと入院したまま。


マラソンが趣味だった父が、
最期は両足を失う選択をした
長く壮絶な闘病生活でした。


実は私、父の葬儀一切
出られなかったんです。

父の死亡の知らせを聞いた朝
自宅の車止めの縁石につまづき、
右足首を骨折するという

大アクシデントが‼️えーん


ピーポーピーポー🚑ピーポー

🏥診断は、計3カ所の骨折
で緊急手術。大怪我でした。

。、。、。、。、。、。、。、

は〜

も〜ね〜

よりにもよって、この一大事に
こんなドシを!


…いつも病室の窓から空を
眺めては
ため息ばかりついていました。


気がつくと、クロアゲハが2頭
窓の外にいつも飛んでいて


最初は全くわからなかったん
ですが、

3ヶ月後に退院して実家に
行ったときも、真冬なのに
黒いアゲハ蝶が飛んでいる。

しかも2頭。

それでやっと、分かったんです。


このクロアゲハたちはおとうさん


だって、新盆のときもいたし、
いつお墓参りに行ってもいる。

私が意気消沈して帰宅した夕方
にも玄関の前で待っていてくれた。


いつも
心配してくれているんだね

ありがとう


私が物心がついてから、父とは
全然良好な親子関係じゃなかった
けれど、

あの10年間の入院生活で父は
本当に変わった。

父親らしいことを何一つしなくて
ごめんな、と詫びてくれた。

人間は死ぬ瞬間まで
変わることができる
と、教えてくれた父

普通の親子の会話、
普通の一家団欒がうれしくて
最後の10年は私にとって、
かけがえのない思い出に
なっているよ。


クルクルと2回まわって飛び立つ
クロアゲハに向かって


ありがとうと言葉にすると、

心がほんわかジンワリします。