空っぽの助手席
きょうはボクの誕生日
赤い車で街へでかけよう
空っぽの助手席にも
なれはじめたのかな
きみを思い出すことも
特別な何かじゃ
なくなっているみたい
バックミラーに映る
ボクの顔は
真顔で固まって
笑い慣れない目を
見るたびに
胸に痛みを感じている
レストランで
ひとりぼっちのお祝い
テーブルの向こうに
きみが居なくて
さみしくないっていえば
ボクは嘘つきになっちゃうけど
まいにち
笑って暮らしている
ボクはもう
すっかり嘘つきに
なっちまっているから
ひとりぼっちで
なにを食べたって
おいしくて
きみなんか居なくても
きっとだいじょうぶ
まだなれない
空っぽの助手席を見つめて
さみしくないっていえば
ボクは嘘つきになっちゃうけど
きょうはボクの誕生日
赤い車で街のレストランへ
嘘つきになったボクは
ひとりぼっちのテーブルで
お祝いをした
HappyBirth Day
さみしい心
まいにち何度かは
別れた彼女のこと
思い出したり
考えたりしている。
けれど
これって未練と
いうよりも
普通だと思うよ。
別れも言わずに
突然、
消えてしまうまで
いつも
彼女のことを
気にかけて
いたのだから。
それに
いつも彼女を想って
いたのだから。
おいしいものを
食べたときも
どこかで
かわいいグッズを
見つけたときも
毎日の中で
ステキな何かを
見つけるたび
いつも
彼女のことを
想っていた。
それは
習慣ではなく
おれの
性質なんだろう。
愛していたから
彼女のしたことに
傷ついた。
もう別れるから
相手が
どうなってもいい
なにやってもいい
そんな別れ方しか
選べなかった
彼女がわからなくて
苦しんだし
悩みもした。
怒ったり
恨んだりしていた
わけじゃないけど
おれは
もう彼女のことを
嫌いになっていた。
きょうはじめて
彼女を許せると思った。
思い出すと
ちょっと
腹が立つことも
あったし
もう
思い出したくもない
いやな気持ちに
なったことも
あった。
けれどきょうは
思い出すでもなく
考えるでもなく
ただ
ふと許せる気持ちが
おれの中にあった。
彼女がおれに
ひどいことを
したからって
怒ったり
嫌いになったり
それは違うって
わかっていたけど
簡単なことじゃなかった。
ほんとうに
愛していのなら
別れた今だって
なんだって許せる
はずだった。
ごめんねなんて
謝ってみても
届きはしないけれど
これからは
きっと
しあわせ祈るよ。