寄稿者インタビュー2 街宮供詩さん | ペン(先)なブログ

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国際基督教大学の文芸サークル、ペン(先)クラブ。
小説・漫画・詩・イラストなどを書(描)いて発表しています。

ICU祭も無事終了しました……。ペン先のブースに足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました。

 

「なんのきこのき74」寄稿者インタビュー第2弾をお届けします!

今回は小説「茅山明日香の努力」の作者、街宮供詩さんです。

 

ー作品のあらすじを教えてください

 

私立探偵となった私の旧友、茅山明日香。再会に胸を躍らせる間もなく、事務所にノックの音が響く。無論、厄介な事件を携えた依頼人によるものだ。そして、私、初里唯有は意想外の形で事件に巻き込まれる事になる。

 

ーこの話を考え付いたきっかけは何ですか?

 

A. 生物学入門の授業中にダイイング・メッセージの発想が産まれ、探偵の造形は湯舟でまとめました。

 

ー登場人物の裏設定があったら教えて下さい!

 

A. 探偵:茅山明日香…ヴィオラを弾ける

  助手(?)初里唯有…フェルト・ニードルが趣味

 

ー作品を描く上で意識したこと、使った技法などあれば教えてください。

 

A. 「?、!、々」などの記号は使わないようにしました。会話文が多いので、話し方に個性が出るようにしました。読者に対するフェアプレーを意識しつつも、犯人当てをさせない為に、推理の道筋についてのミスディレクションを仕掛けたつもりです。もちろん、冒頭の叙述にまつわる仕掛けは、ちょっとした技巧です。

 

ー好きな作家又は作品は何ですか?

 

A. エラリー・クイーン、泡坂妻夫が特に好きです。好きな小説は「九マイルは遠すぎる」「亜愛一郎の狼狽」「Xの悲劇」「戻り川心中」「時計館の殺人」「ウォッチメイカー」など多数。

 

ー描くときにすることはありますか?(音楽を聴くとか)

 

A. 展開はノートにきっちり書きます。書くのに詰まったら、歌います(主に合唱曲)。

 

ー次回作への抱負をお願いします!

 

A.「密室」ものは一度書いてみたいです。出来れば「雪密室」。

 

ありがとうございました!