日本中が漫才ブームにわいたのは。

ボクが大学生の頃。

そして、そのブームに於ける象徴的役割を果たしていたのが、新宿スタジオアルタであった。

「わらってる場合ですよ」。

当時人気爆発だった、B&Bや、ツービートが司会を務めるこの番組。

ボクは学生時代、一度だけ観に行った。

どのような経緯でこの番組を観に行くようになったのかは覚えていないけど。

ボクは学校の授業を自主的にお休みして、この当時お笑いの聖地だったスタジオアルタに向かった。




スタジオに入ると・・・、中は意外と狭かった。

あれ??

こんなちっちゃなところでやってるの。そんな感じの場所だった。

笑ってる場合ですよ。

その日、誰が出てきたのかももう覚えていない。ただ、当時のお笑いスターがお一人ずつ姿を現すと。

キャーっていう黄色い声が発生したことは覚えている。当時、お笑いスターはある意味、アイドル的存在でもあったのだ。

新宿アルタ。

ボクはここでよくデートをした。

おいしいトロピカルなカレーをここでどれだけ食べたことがわからない。そして、カレーを食べていると。

そのお店の前を例のお笑い大人気スターが通ったりした。

そのたびに、トロピカルなカレーを提供するレストランの客席はざわついた。

昭和50年代中ごろ。

それは、ザMANZAIな時代だった。