アホウドリは19世紀から20世紀にかけて、羽毛を採ることを目的に乱獲された。
その夥しい数のアホウドリ捕獲により。
いつしか彼らは、絶滅したと思われていた。
しかし。彼らは生きていた。
絶滅寸前で踏み止まり、彼らは鳥島に生息していた。

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東邦大学の長谷川博先生は、その絶滅寸前のアホウドリを救うために、人生を賭ける。
ぼくは、どうしても長谷川博先生にお会いしたかった。
会って、お話を聞きたかった。
そして、アホウドリにももちろん、会いたかった。

そんな時。
商船三井客船のふじ丸が、アホウドリの鳥島まで連れて行ってくれることを知った。
もちろんそこにはあの長谷川博先生が乗られるという。
ぼくは、あの日。
その船に乗った。
そして、長谷川博先生と会ってお話をした。

二日近くかけて鳥島にたどり着く。
するとそこには、アホウドリがたくさんいた。
逞しく、グライダーのように船まで近づいてくるアホウドリ。
ボクらを歓迎してくれているのか。
彼らとの出会い、その感動を。
ボクは、今でもはっきり覚えている。
十数年前のお話だ^_^



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