学生時代。

ちょっと気取って読んだのが、朝日ジャーナルだった。

朝日は今とは違い、社会派だった。

おちゃらけず、きちんとした論調で社会を語ることのできる体質を、ボクらは朝日に感じていた。

それは、社会をマクロで見るかミクロで見るかの違いにもよるのだろうけど。

若い頃は基本、自らの置かれた立ち位置からものを見ようとする傾向が強いから。

朝日のミクロ視線で語られた社会情勢の論点は、ボクら若者の肌にしっくりくる感じがした。

大学に行く時も。教科書・ノートと一緒に、朝日ジャーナルをバッグに入れた。

休み時間に読むためだ。こうして、組織の手垢にまみれていないボクら純粋な若者は、社会のしくみを大衆目線で取り込んでいった。朝日ジャーナル。あの筑紫哲也さんも、編集長を務めていた。


若林で見た空


もう一冊。

朝日ジャーナルと同じくらい、ボクら大学生が大切にしていた本がある。

ポパイだ。

ボクらは、この本で流行りの服を学び、流行の店を知り、流行のテニスを始めた。

ネルシャツで過ごしていたボクらは、エレッセやラコステやセルジオタッキーニを普段着として着るようになった。

コートを借りて暑い夏。

汗だくになって、フォアハンドのトップスピンと、バックハンドのスライスを練習した。

やり方は全て、ポパイに載っていた。優秀な解説書だ。

雑誌を読むという文化が、今よりずっとずっと定着していた時代だったから。

ボクらは、週刊誌や月刊誌をしょっちゅう買っては、それらをじっくり読み込んだ。

今ボクの手元に、その頃の雑誌がたくさんある。

今日はその頃のポパイで。

ウインドサーフィンの、タックとジャイブの勉強をしようと思う・・・。



っと、その前に。今日は職場の飲み会。

今から出かけてくるね。また、コメントとレスが遅れてしまいます。本当にごめんなさい。

それでは。静岡の繁華街に消えます。

みんな、行って来るね。