BGM:戦争を知らない子どもたち  ジローズ

http://www.youtube.com/watch?v=JcJeeVyw5T4


ちっちゃい頃。

ボクの周りの、所謂、大人といわれていた人たちは戦争を知っていた。

戦争体験者。

幼少期に戦争を体験したという人も、カウントしたら。

ボクの周りの20代後半の人は皆、戦争体験者だった・・・。


若林で見た空


大人は戦争体験者。

若者と子どもは戦争未経験者。そうしたすみわけが、きっちりできる時代だった。

当時・・・。

大人は、ことあるごとに、子どもに戦争の悲惨さを話してくれた。

ボクらは、ちっちゃな頃からずっとずっと戦争の実体験。苦しいお話を聞き続けて育ったのだ。

最近、ある国の副首相が日本における50代、60代の人間を批判されたそうだ。

平和理想主義。この年代だけが、変に凝り固まってる。そのような文脈でお話をされたそうだ。

でもそれは。戦争を肌で感じ、本当に危険な思いをされて生きてきた家族の人たちから聞かされた体験談が刷り込みのように。心の中にインプリントされた結果なのだと思う。

もしかして。

その国の副首相は、ご立派なお家柄だそうだから。

最前線の厳しい戦地に行くことなく、ご家族揃ってお過ごしになられたのかもしれないなぁって。

ちょっとそんなことも感じてしまう。・・・、話を戻す。


今の世の中は、60歳を過ぎても、戦争未経験者だ。

つまり、日本の中に、実体験としての戦争を語れる人が随分減ってしまったということだ。

でも、ここだけは、風化させたくないって思う。

正義を盾に戦争を繰り返す、ある大国を見ればわかる。

国民の命を犠牲にしてまで守るのは「正義」なんかじゃない。

彼らが守りたいのは、「マネー」と「利権」だけなのだ。

そんな中。

日本が守るべきことはただ一つ。

それは、二度と戦争の惨禍が起こらないように、日々努力を重ねること、だってボクは思う。



戦争を知らないオヤジ。今日は、最後まで真面目なお話をしてしまってごめんなさい。

ごめんねジロー。

なんちゃって。