4月29日の日曜日。

富士スピードウエイに出かけた。

そこで一日、車が走るのを見続けた。

ボクは。

お馬が走るのを一日見続けたことはあるけれど。

車が一日走るのを見るのは、初めての経験だった。

「う~む、車って馬よりも速いな。」

ブーンって音をたてながら目の前を通り過ぎてゆく車を見ながら、ボクはそんなことを考えていた。

レーシングカー。

その速さたるや、馬の比ではなかった。

「走れエイトマン、馬よりも速く」って歌も思い出した。

そこでボクの出した結論は、以下の通りである。

馬>エイトマン>馬。

一日富士スピードウエイにいたボクは、車とエイトマンと馬の関係を、このように結論づけた。


若林で見た空


ところで、一緒にいてくれたのは、ヘムレン・スカイウォーカーさんだ。

昨日はすべて、ヘムレン・スカイウォーカーさんのガイドの下、ボクはレースを楽しんだ。

ヘムレン・スカイウォーカーさんは、レースド素人のボクを相手に。

たくさんたくさんいろんなことを教えてくれた。本当に感謝している。

レースよちよち歩きのGINを、いやな顔を一つもせず案内し続けてくれたヘムレン・スカイウォーカーさんはダンディで、博識で、二枚目で、ボクはますますファンになってしまった。

ヘムレンさん、ありがとうございます。来年もまたよちよち歩きのボクをレースに連れて行ってくださいね。


それからボクは昨日。

レースクィーンという人も初めて見た。

レースクィーンという人の足はとっても長くてビックリした。

と同時に。なんだか、巨大なカメラを持ったおじさんたちがその足の長い人たいと一緒にうれしそうに記念撮影をしている姿にもビックリした。

おじさんたちは、レースクィーンという人たちの間を走り回っては撮影に没頭していた。

そのおじさんたちの走るスピードは、尋常ではなく速かった。ボクが呑気に歩いていると、何度も何度もそうしたおじさんたちがぶつかってきた。目のも止まらぬスピードで走るおじさん。

で、ボクはもう一つの結論に達した。それは以下の通りである。

おじさん>車>エイトマン>馬。

一日富士スピードウエイにいたボクが出した結論を。

師匠ヘムレン・スカイウォーカーさんは褒めてくれるだろうか。

「その通り!!」って言ってくれるだろうか。

不安だ・・・。