いちご白書を見て思ったのは。
壁にぶつけられた卵は皆割れたということだ。
大人が何十年もかけて作り上げてきた組織という楼閣を、若者が簡単に取り壊せるわけがない。
それを、若者は時間をかけて学ぶ。社会の水を飲みながら。
1970年代。そんな政治の季節を過ごした方々が。
今後、次々と定年退職を迎えると聞く。
社会の水を飲み続けて、体が社会化したおじさんたちは。
今度は、誰と戦うのだろう。
その昔。
退職金を全てつぎこんで、水の上を歩ける靴を開発したおじさんがいたと聞く。
彼は、その後人間ヘリコプターを作り上げ、空高く飛び立とうとしたのだけど。
ヘリコプターの風圧で転んでしまい、羽が地面に突き刺さり、おじさんの方がグルグル回って終わったと聞く。
まさに、戦った証だ。
いちご白書の続編。
ラッキョウ白書的な映画を今後は作っていただきたい。
実現の運びには、ボクもお話作りに加わりたい。
一人の人間として。
社会の水をがぶ飲みし続けてきた、おじさん代表として・・・。