ボクは中途半端にサーフィンとつきあった。
学生時代、仲の良かった友達が、鵠沼でサーフィンをしていて。
「おい、GIN。おまえも一緒にやらないか」、と誘われたから。
始めた。
当時は、サーフィンをすれば女の子にモテル時代だった。
サーフィンさえすれば、女の子にモテモテの人生が保証される。
ボクは、保証が欲しかったから、8万円でボードを買った。
大学2年生の時だった。


若林で見た空
(ごめんね・・・。スターレットの写真がなくて・・・。)


友達の白いスターレットのキャリアに、ボードをくくりつけ。
授業をサボっては、海に行った。
懐かしい時代だ。
湘南の海は、決してきれいとは言えなかったけど、空は青かった。
当時から、夏の太陽はギラギラしていて、まぶしかった。
ほどなく。ボクは、サーフィンをやめた。
就職しなければならなくなったからだ。
いちご白書をもう一度にならって、髪を切った。
海に足繁く通う時間を、失ってしまう覚悟はできていた。
少し、さみしかった。
その頃。
カラパナが流行った。
I'd Chase A Rainbow.
カーラジオからこの曲が流れると、胸が切なくなった。
いい思い出だ。
この年になって、ピナコラーダを腹一杯飲みたくなるくらい、懐かしい思い出だ・・・。