土曜日の午後はTOHOシネマズ日本橋でシェイクスピアの「冬物語」バレエ版を観てきました。
以下ネタバレあります。
映像では予習せずに臨みましたが、細部に渡って原作にほぼ忠実にストーリーが構成されとても見応えがありました。
- 振付 クリストファー・ウィールドン
- 音楽 ジョビー・タルボット
- 指揮 トム・セリグマン
- キャスト
- ローレン・カスバートソン(ハーマイオニー)
- 平野亮一(リオンディーズ)
- サラ・ラム(パーディタ)
- ワディム・ムンタギロフ(フロリゼル)
- マシュー・ボール(ポリクシニーズ)
- ラウラ・モレ-ラ(ポーリーナ)
第1幕は雪が舞う暗い色彩のシチリア宮廷、第2幕は
舞台中央に大きな木が置かれ鮮やかな衣装が舞うボヘミア、そして第3幕は再びシチリアへ。
私的には平野さんは所謂王子様では無くてこういう暗いキャラクターに合っていると思います。
第1幕でいきなり嫉妬に取り憑かれるところなど、シネマならではのアップで、グロテスクなまでの踊りとその表情の変化を堪能できました。
進行役のダーシー・バッセルがカスバートソンに「このバレエはあなたのために振り付けたのよね?」と聞いていたと思うのですが、なるほど柔らかい雰囲気で第1幕の堪える美しさ、ぴったりでした。
ダーシー・バッセルがカスバートソンの部屋に遊びに行く場面や、カスバートソンが役柄に応じたオリジナル?のパフュームを使って役作りをしているなどインタビューコーナーを楽しめるのもライブビューイングならではですね。
私的には、パーディタを拾って育てる羊飼いさんが無駄にかっこいいと・・。
あと羊飼いの息子役の方の踊りがキレッキレで目が離せませんでした。
陽光溢れるボヘミア
ラストはどんちゃん騒ぎの群舞で終わるかと想像していましたが・・。
かなり予想と異なりびっくりです。
原作と異なりこう来た?!な感じ。
結局のところ、ハーマイオニーは夫のリオンディーズを赦してはくれなかったのでしょうか・・。
2人のパ・ド・ドゥは距離感のあるものでした。
再開したハーマイオニーとパーディタはにこやかに舞台袖へ、そして残されたリオンディーズ。
夫を亡くした(アンティゴナスが熊に食べられる場面は布を用いた演出で表現)ポーリーナはリオンディーズに想いを寄せていたのでしょうか?
リオンディーズに手を差し伸べながらも触れずにそっと手を下ろすポーリーナに何となく秘めた想いが感じられて・・。
そう言えば、息子を亡くしてからの16年間、妻子のお墓詣りをするシチリア王を支えていたのはポーリーナでしたね。
幕間にダーシー・バッセルが「ほろ苦いラスト」と言っていたのはこの事だったのね・・、としんみりした私です。
いっときの嫉妬の代償は大きかったリオンディーズ。
第2幕がエキゾチックでノリノリだった分第3幕ラストとの落差が大きくて・・。
どちらかといえばどんちゃん騒ぎで終わって欲しかったです。
でも味わいのあるラストでした。
コレドお隣の福徳神社にお参り。





