「塩田千春 鍵のかかった部屋」KAAT神奈川芸術劇場 | サーシャのひとり言

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音楽や絵画など日々見たり聴いたりしたことの備忘録的ブログです。

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訪問させて頂いたブロガー様の記事の写真を見て、興味を持ち仕事帰りにKAAT神奈川芸術劇場へ。
夏にフィンランドでその作品を見て惹かれたエルネスト・ネトの作品に雰囲気が似ているのが行こうと思ったきっかけです。


第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展日本館 帰国記念展
「塩田千春 鍵のかかった部屋」
KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ




部屋に入ると張り巡らされた赤い糸に圧倒されます。


血管の中に入ったかのような錯覚


5つの古びたドアの向こうにあるものは…


天井から吊り下げられた15000個の古い鍵





何とも言い難い不思議な空間がそこにはありました。
天井から下がる無数の鍵と扉。
そして、扉の向こうにある人々の無数の記憶を結ぶ神経シナプスのような赤い糸。
何処とはなしに有機的なイメージが浮かぶ点は、やはりエルネスト・ネトと近い雰囲気を感じました。

開催は10月10日まで。
なお、今回展示されているのはこちらの1作品のみです。
(圧倒されましたが、1作品のみですとやはり物足りなさは感じました。)