今日は雨のせいか少し過ごしやすい朝となりました。
以前からの引き続きでサム・ロックウェル出演作品を見ました。以下ネタバレあります。
「マッチスティック・メン」
監督 リドリー・スコット
製作総指揮 ロバート・ゼメキス
2003年10月 日本公開
キャスト
ロイ・ウォラー ニコラス・ケイジ
フランク サム・ロックウェル
アンジェラ アリソン・ローマン
ドクタークレイン ブルース・アルトマン
ロイは14年前に当時妊娠中だった妻と離婚し一人暮らし。いつも買い物をするスーパーのレジのキャシーが気になっている。
そんな彼の仕事は詐欺師。相棒のフランクと組んで、今日も「お客様、くじに当たりましたよ!でも景品を受け取るには○○という少額の商品を買わなければならないんです。」と(なんだかよく聞く話ですね…)だます相手に電話中。
一方で極度の潔癖症と強迫神経症に悩まされるロイ。(ドアを開ける時は必ず数字を数え、台所仕事は手袋をつけ…。外出先でドアノブを触るときももちろん拭いてから。)
だんだん症状が進行するロイを心配したフランクの紹介でクレイン医師を受診すると、原因は14年前の離婚にあるかもしれないこと、そして当時妊娠していた妻がアンジェラという娘を産んだことを告げられる。
意を決して、アンジェラに会いに行くロイ。
最初は困惑しつつも、徐々に距離を縮める二人。そして、ささいなきっかけから娘に問い詰められ、ロイは自分が詐欺師であると告白。好奇心旺盛なアンジェラは、ロイの心配をよそにすっかり仕事への協力に乗り気になる。
ちょうどそのころ、フランクの持ちかけてきた大きな詐欺が進行していたが、予定が狂い急遽アンジェラも手伝うことに…。
ところが詰めが甘く途中から計画が明るみにでてしまい、激怒した相手がロイに拳銃を向ける…そして父を助けようとしたアンジェラがロイの隠していたピストルで相手を撃ってしまい…。
殴られて気絶したロイが目を覚ますとそこは警察の医務室。撃ったのは自分だと娘をかばい、訪れたクレイン医師に全財産の入った貸金庫の番号を教え娘に伝えてくれと頼むが…。
結局、クレイン医師を紹介したところから全て相棒フランクの仕掛けた罠。
医務室と思ったところはビルの屋上で、慌ててロイが自宅と銀行に向かうも、フランクの置手紙があるだけで全財産は奪われたあとだった。
14年ぶりに元妻に会いに行くが、あの時の子供は流産で、アンジェラも架空の人物だったことが発覚。
一年後、詐欺師を辞めカーペット店で働くロイとアンジェラは偶然再会。(彼女はフランクとグルだった)
複雑な気持ちで、でも楽しかった親子ごっこを振り返るのだった。
若干微妙な感じです。大きな詐欺に手を染めるところまではとても良いテンポで進んでいたのですが、そのあとのネタバレの部分が全くすっきりしません。
この手の内容は、もう少しスカッと終わってほしいなあ。
でも、非常に神経質な役柄のニコラス・ケイジと好対照、ゆるゆるでちょっとふざけたフランク役のサム・ロックウェル(この人はこういう緩い役が多いですね)、相変わらず少年ぽくて、この映画でもとても素敵でした。