大きい会社には就職せず・・・ | ペットビジネスに魂を灌ぐ男のブログ

大きい会社には就職せず・・・

僕が転職する前に、妻が転職を・・・。

彼女は都内の商社に勤めており、通勤時間は約1時間半。

結婚を機に近くの会社で勤めたいから、探してほしい・・・と。

僕は新聞の求人欄や求人チラシを片っ端からリサーチし、

地元に根付いた不動産開発業者に妻を勤めさせた。

理由は簡単である。

給与が良く、即正社員でボーナス年2回3カ月保証、社会保険完備だったからである。

 

入社して3カ月ぐらい経過し、妻から思いがけない言葉が・・・。

「あなた、私の会社に入社する気がない?」

「専務がしつこいのよ・・・旦那と会わせろと・・・」

しかたがなくその専務と会い、会社の規模が小さいが会社の夢を聞き、それとなく気になり始めた頃に、高橋社長と会い、入社を即決したのである。

それは・・・賞与がインセンティブ(売上の約10%)なのと、支度金ありと聞いたからである。

その時の僕は「現金」なのである(笑)

 

大きい会社へ入らないで良かったと思った。

わずか15人位の会社であるがマンツーマンで土地の仕入れから土地の有効活用アパートマンションの建設営業と仲介管理まで学べるからである。

大きい会社だとそのセクションしかプロにしかなれないと思ったからである。

つまり・・・カタワは嫌だったのである。

土地有効活用のプロになりたい・・・と思っていたのだ。

 

幸い、入社した会社は、ある大きな建売会社の「土地仕入部」が独立したような会社。

地主さん営業ができて、土地を直接仕入れるノウハウと地主さんの資産を運用するビジネス・・・つまり土地の有効活用を提案し、建設の受注につなげることが出来た。

そして、その営業収入がボーナスへ反映される・・・。

僕にとってこんなに楽しいことはなかった。

 

「中堅ゼネコンに入社」 やばそうな感じの会社・・・第一印象。
① 妻が都内の商社へ通勤していたので、自宅近くのスーパーでレジでもはじめたいとの要望をすばやく却下・・・。これからの時代は不動産の時代だからそちらの条件が良くなると判断、妻は受付譲となる。それが越谷市の中堅ゼネコン㈱武蔵野建設であった。
② こんな我侭女の亭主の顔が見てみたいとNO,2が私に面接のアピール。私はその当時飛ぶ鳥を落とす勢いの初穂インターナショナル(不動産開発)に面接を受けようと考えていたところ迂闊にも武蔵野建設の社長と食事をしてしまう。
③ 支度金100万円に目がくらみ入社する。当時㈱武蔵野建設は15人ほどの会社である。
④ 最初の営業活動は「地上げ」
※分譲戸建住宅用の土地(田・畑一反)を農家より仕入れる営業。
⑤ 国土法、銀行の総量規制により地上げで利益が取れなくなるのを見て上司に提案・・・。これからの時代は土地の有効活用による賃貸マンション建設の受注が会社の柱になります・・・とその上司に話し、二人で建築営業部を立ち上げる。
⑥ 初のインセンティブ賞与〇〇〇万円。最高年収3000万円突破。


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⑦ 田舎者が念願のマイホームを取得。(もちろん自ら地上げした土地を土地所有者から直接購入し、いつも下請けに出している工務店に3分の1の価格で建物を依頼)当時バブルの売買相場価格4500万円の物を2500万円で取得。


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⑧その頃、愛犬翔太(シーズー)を飼いはじめた。


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バブル崩壊に近づき、このままでは10年後、賃料の下落と空室率で顧客が大変な目に逢うと・・・。本気で考え始める。
辿り着いたビジネスプランが「ペットと住める集合住宅」であった。


その当時の不動産屋の三大タブーは、水商売の方お断り・外国人お断り・ペットお断りであった。

⑩運良く!?、勤めていたゼネコンが急速に倒産への道のりを下っていく・・・。入社当時15人の会社が200人!!
⑪すぐに独立を考えず、自分に足りない物は何かを冷静沈着に考え一つの答えをだす・・・。投資に関する知識と知性だ・・・。
⑫その当時武蔵野建設の賃貸管理事業部をM&Aした事業家のところに門を叩く。当時ある意味では有名人のところに1年間と割り切って投資に関する勉強をさせていただく。
⑬朝8時半に出社、社用車5台を毎日洗車。日中は建築営業を行い、午後の6時から社長の株式講義を6時間聞き、その後銀座・赤坂へ運転手として買って出て同行する。それは海外の市場がはじまるからであり、特にその社長はニューヨーク市場が気になっていたからである。※そばにいて「なぜそこで売りなのか?買いなのか?空売りってなんだろう?」を覚える。またレクチャーを受ける。
⑭その社長は個人所得税法違反の容疑で国税庁と真っ向勝負・・・逮捕される。フライデーにも掲載される様な事件にもなる。
⑮その当時建築営業において武蔵野建設時代からの地主さんとペット同居型賃貸マンションの企画を練っている最中でもあったことが独立への準備にもなる。