春に1年生になった上の子。


何かと庇護されてきた保育園時代よりは、先生方も厳しく、教育らしい教育を受けるようになり(それでも私たちの時に比べたら今の子は丁寧に育てられてるなと感じますが)。


いろんな子供たちの間で揉まれることで、6歳なりに、色々複雑な気持ちを味わって(親でも、こんな時どんなふうに教えるのが模範解答なんだろうと悩んだりするようなシチュエーションが早くもあります。少女でも女ですよね)、ひとまわりもふたまわりも大きくなった気がします。


気にしいで繊細なのは変わらないけど、少し強くなった!と、我が子ながら誇らしく感じています😊





5月から宿題も始まり、日々、さんすうのプリントが1枚と、ひらがなカタカナの書取りが1-2枚。

あと音読ね。


民間の学童に通わせているので、プリント系の宿題はきっちりさせて帰してくれます。

が、その完成度にまでは言及されないようで。



さんすうはともかく、かきとりは、まあ目を覆いたくなるような雑さの日もあります。


6歳の子供だから目を瞑るべきなのか悩みますが、空間認識が難しいのか、枠にぶつかってしまったり、傾きが意識しにくかったり、運筆が稚拙だからぐにゃっとなってしまったり…


確かに、たかがひらがなカタカナといっても、大人でもあまり上手く書けてない人がいるような、バランスを取るのが割と難しい文字もありますし。

ちゃんとお習字をさせてこなかったので、仕方ないかと思うのですが。

家に来ていただくお習字は今のところ私の仕事が忙しすぎて休憩中。

夏休みにお願いしようかと思ってますが未定。





書き始める前に、その画がマスの中でどのあたりからはじまってどこで終わってるのかをしっかり観察しなさい、何のために4マスに分かれてると思ってるん?と伝えてますが、なかなかできない。

ちゃんと書いてきてくれたらやり直しをしないで済むのですけどね。




帰ってきたらとりあえずご飯を食べさせながら、私がランドセルを開けて宿題チェックをしますが、あまりにも雑すぎる時は、やり直しをさせています。


家に帰ってくるのが19時で、そこからご飯、お風呂と済ませて、音読やってからのやり直しスタートなので、21時に寝るのが結構難しくなるのが悩み…




私は、3歳から17歳まで、書道歴があります。

毛髪は下手ですが、ペン字はまあ褒めていただけるレベル。


なので、やはり字が美しいことを善とする価値観なんですよね…

字が綺麗な人が人格も優れてるなんていう気はありませんよ。

怒鳴り散らす元同僚だってめっちゃ達筆でしたから笑





手書きの字を書く機会なんて激減してくるし、字は読めさえしたらいいんだよという価値観にも勿論同意します。


でも、やっぱり、少なくとも小学生のうちは、字を書く機会が多い。

中学受験するにしても、まだあと6年では、手書きの解答用紙に解く可能性が高いでしょう。

そして、字が綺麗、丁寧だとやはり褒められるのが学校という社会なんですよね。


花丸をたくさんもらって達成感を味わって、自信をつけてほしい。


こんな、マスを4つにわけて、どこから書いてどこで止まるとか、とめはねはらいとか、そんなことをきちんと意識できる機会は今だけ。

今だけはちゃんとしてほしいなと思うわけです。


それを繰り返して字を書くバランスを身につけていくのがお習字という習い事だと思います。

繰り返しやらないと身につかないと分かってるのに、宿題の1回だけちゃんとやらせることに意味があるのかという自問自答もしています。




例えば、ある日の宿題。

カタカナのという字。


学童から持って帰ってきたらこんな感じ。



うーん、座ってる人間の象形文字か?

と、意地悪を言いたくなってしまいます。


お手本だと一画めはもっと下の方(点線の少し上くらいからスタートしてやや右上がりに進む)。

したがって、2画目の上の部分がもっと突き出してないといけないし、こんな丸いカーブで曲がってはいけない。


それを伝えると、まあ漏れなくうんざりした顔をされます。


ちゃんと宿題やってきたやん

周りの子、そんなこと誰も言われてないやん


と顔に書いてある。


しかし、めげずに伝える。


そしたら、そのあと、自発的に書いた字がこれ。



元々の字を消した跡も残ってるので分かりやすいですが(消しゴム下手)、一目瞭然に改善しています。割とお手本に近いものが書けていて、我が子ながら感心した。



つきっきりで教えなくても、ポイントさえ初めに教えたら、ちゃんとできるんですよね。

カタカナはひらがなより記号的なので、ポイントを押さえやすいというのもあるかも。

つまり、宿題を始める前に、ポイントを伝えてもらう機会があれば、二度手間にはならないんですけどね。これはワーママのジレンマですね。




そして、私がやり直させた日は、必ず先生からベリーグッドのハンコが返ってきて、本人も満更ではなさそうな顔をしている。

私が教えなかった日はいつも花丸のみです、今のところ。




親の自己満なのかなと分かりつつ、とりあえずひらがなカタカナのうちは毎日チェックの予定です。

そして、今度、初めての個人懇談があるので、その時に、この件に関して、先生のご意見を聞いてきたいと思ってます。

先生も、これだけ消しゴムの跡があるのを見れば、第三者が手直しさせてるのはお分かりだと思うので。