佐渡島の旅  その3 海岸の景色と花と灯明台 | いつもお腹ペコペコランナー

ぐるっと車で島を一周したので、いろんな海景色を見てきました。

しょっちゅう下車して、浜へ降りたり 灯台へ登ったり 岩場を散策したり・・・楽しかったです。全部は書ききりませんので 印象深かったところを。

 

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両津大川の津神島に明治18年に立てられた私設の灯台がありました。

「一階には海上安全大漁満足を祈願して善宝寺をまつった」そうです。山形県に漁業関係に信仰の厚い善宝寺というのがあるようです。

 

シャリンバイが島のあちこちで咲いていました。

 

とても素敵な洒落た灯台、姫埼灯台。明治28年佐渡の灯台第一号として点灯されたと書かれていました。公式灯台第1号ということでしょうか。鉄造りの灯台としては我が国最古のもので世界の灯台100選に選ばれている価値ある灯台だそうです。

 

 

かわいいオヤブジラミ

 

テイカカズラ

 

 

マンテマ

 

クサフジ

 

 

宿根木の海岸遊歩道を散策しました。まず相馬崎隧道を通ります。昭和10年から5年がかりで人力で掘ったもので、海藻の加工や貯蔵、製塩場への通路として使われていたようです。

 

トンネルを出るとこんな世界。後で、あの岩の海側へも行ってみました。

 

 

更に進むと飛び石で湾を越える。渡って少し先まで行ってから引き返しました。

 

赤茶けているのは鉄の多い玄武岩が酸化したからだそうです。

 

海沿いの岩場を越えると またも驚きの世界。

溶岩で出来た地表の波蝕甌穴

海藻のせいで不思議な緑色をしています。

 

興味深い溶岩地形

 

この割れ目はどうやってできたのでしょう。

 

たくさん花も咲いていました。

スカシユリの蕾とキリンソウとハマボッスの実

 

色鮮やかなメノマンネングサ

 

南仙峡 やっと晴れてきました!海の色の美しいこと!

 

深浦海岸。黒い溶岩は地震で持ち上がり階段状の地形になったそうです。平坦な上部は田畑として利用され、生き生きとした緑色になっています。

 

 

 

沢崎の波食台に 奇岩たけのこ岩がみえたので降りてみます。

 

スナビキソウ

 

お花にうっとりしていたら 隊長はもう登っています。

 

たけのこ岩は枕状溶岩。粘り気の少ない玄武岩質のマグマが海底でドロドロと流れ出ると、水で急に冷やされて、細長い枕のような形で固まります。これがつみ重なってできているとのこと。

面白い形。

 

アザミも咲いていました。

 

スイカズラ

 

沢崎鼻灯台 佐渡島最西端の灯台です。

 

ハマボッス

 

ハマボッスの実

灯台のそばから見下ろす海岸 波による侵食と風化作用で波食台(溶岩海岸の平坦なところ)ができたのだそうです。

 

車で少し進むと今度は潜岩 これも枕状溶岩です。

 

こんな景色が続きます。うっとり~。

 

コウボウムギ

 

弁天岩

 

人面岩

 

ハマヒルガオ

 

夫婦岩

 

春日崎の灯明台

 

寛永5年に設置され、江戸後期?に再造立したらしい。風化が見られますが、頑強な台座に乗った立派な石造灯明台です。すごい~、石造物好きは大興奮。この海岸は、夕日が美しい所、赤く燃える空をバックに、灯明の灯る景色を見てみたい。

 

 

 

ノイバラ

 

アサツキ

 

ミヤコグサ

 

本日はここまでで相川のホテルに泊まります。部屋から佐渡自慢の夕焼けも、眺めました。

 

相川の千畳敷 佐渡の海岸は生活のため(観光用??)と思われる橋があちこちにかかっていて、海に近づくことができて楽しいです。

 

 

振り向くとここにも石の灯明台!

明治25年と刻まれていました。

 

 

ハマエンドウ

 

弁慶のはさみ岩

 

このそばにはこんな青い岩も。

 

 

地形図で姫津漁港の地形が気になるという隊長に連れられてくると 渓谷のような景色が。

 

お~~~

 

滝もあります。怪しげな踏み跡をひろってここへ来ましたが、滝好きの方々の踏み跡だったか?

隊長ナイスです。

 

 

平根崎 岩のこんな模様はどうやってできるのでしょう。

 

岩模様を観察していると、隊長が呼んでいる。慎重にスラブを下って行くと

 

美しい色の波蝕甌穴群。波が渦を巻いています。

 

ここはこんなスラブの傾斜地です。一番奥のスラブの下に釣り師数人。

 

一枚一枚微妙に異なるスラブの色。面白すぎる。

 

 

ヘラオオバコ

 

あちこちで花盛りだったスカシユリ。華やかで素敵です。

 

 

藻浦崎 よくわからないがこのあたりの岩は赤っぽい。

 

 

 

 

影の神のそばには墓地がありました。風が強いからでしょうか、石垣で囲われています。

 

 

ハマツメクサ

 

入崎の遊歩道を歩きました。

 

四角い岩が積み重なっています。

 

 

溶岩に囲まれて池のようになっている海。美しい水の色です。シュノーケルをつけてなにか採っている人もいました。

ここは白い岩が目につきます。白い岩が積み重なっています。 

 

 

さていよいよ大野亀。標高167mの一枚岩だそうです。

 

有名なトビシマカンゾウはまだ咲き始め。

 

きれいに咲いています。

 

大野亀に登ります。遠くに二ツ亀も見えます。

 

スイバ

 

オドリコソウ

 

オオバナミミナグサ

 

 

シシウド

 

カラマツソウ

 

ガマズミ

 

登頂。オマタセシマシタ。明治18年の石祠。

 

下って大野亀ロッジでご飯です。隊長はでっかいカツカレー。

 

私はフライ定食。美味しいお魚のフライが4つもついていましたよ。そして、ふきの煮付け、うどの葉味噌と季節のごちそう。そして右上のは、なにかの魚卵の酢の物 とても美味しかった!

この値段でいいの?の素晴らしいお昼ご飯でした。

 

そして佐渡最北端の弾埼灯台

 

 

ハマナスの美しい、佐渡の海岸線でした。

 

 

            風化した灯明台へ夏夕


あと一章続きます。