えみぃです。
22日は、約5か月かけて準備してきたビッグイベント、古民家の集い@うんのわによる「キツネの嫁入り行列」でした。
終わってみればあっという間で、とても良いイベントになりましたが、準備段階では留袖10人レンタルの準備のすさまじさ、えみぃまさかの成人着付けとダブルブッキングなどもあり、どーなることやら?!でございました。
疲れた!
というわけで、当日のえみぃの着姿。
ばったばたで写真撮ってる余裕なかったけど、もりりんが撮影してくれてました。
ありがとう。
25歳のとき、さが美さんで作った寿光織の一枚。
寿光織は、金糸や色とりどりの糸で織り描かれた文様が特徴の織物、だそうです。
柄の部分が刺繍のように見えて、以前悉皆屋さんにも「これは良いお着物、大事にね」と言われたっけ。
留袖の反物で振袖を仕立ててもらい、30歳過ぎて袖を切り一つ紋を入れました。
本当は黒留着たかったけど、いっとうお気に入りはレンタルで外出中。
その他店にある留袖はすべてお客様にレンタルしたため、訪問着となりました。
本当は白い伊達衿を入れたかったけどみつからず(爆)。白い帯揚げ+帯締めでシックに。
が、白足袋忘れて柄足袋ー。ちぐはぐーーー。
合わせた帯は、いろんな色の寿が織りだされた、唐帯。
一目で気に入って購入したものの、締めるときあるの?と思っていたけれど、出番キター。
寿光織と寿の帯で、おめでたい!
拡大図です。
駒撚りお召しみたい。
柄の部分はこんなんです。
これ、どうやって織るのかな?
というわけで、イベントの当日の様子を紹介します。
この日、かふぇどうやからのレンタルはじつに、留袖10枚、長じゅばん10枚、振袖4着、男性用4セット、子供用4着、袋帯15本、帯締め帯揚げいっぱい、その他紐やら枕やら帯板やらの着付け道具で、夜逃げ?っていう量の荷物。
朝一で荷物を搬入して、着付け部屋の準備をして、メナードフェイシャルサロン更埴上山田店のまゆみちゃんにキツネメイクをしてもらいました。
この日、まゆみちゃんと助手の山崎さんで、40名を超える方にキツネメイクをしていただきました。
ありがとうございます!
なんとこの日、小諸懐古園で前撮りの成人さん4名の着付けがあり、中抜けしてちゃちゃっと着付けて戻ったのが13時半。
えみぃの不注意でダブルブッキングになってしまったのですが、成人前撮りのカメラマンヒビキワフォトのあいちゃんと古民家着付けチームのみなさんが全力でサポートしてくださり、なんとか綱渡りを切り抜けました。
古民家では、篠ノ井の小松美容室の小松節子さんが、花嫁さんを作っている最中。
カツラをのせて、着物を着つけてくださいました。
白い打掛は本物だけど、掛下や帯がなくて。
クリームの総絞りに白い袋帯の裏側というあり合わせ、しかも花嫁用コーリンベルトや伊達巻(真っ白で伊達締めより長いもの)もなく。ありあわせの道具で着付けてくださいました。
熟練のプロの技はすばらしく、ほっそりこけしちゃんのような花嫁さんができあがりました!
そして、しごきやはこせこ、懐剣、センスなどのお道具は、小松さんが本物を貸してくださいました。
本当の花嫁さんみたいで感動!!
うんのわさんの中では、full.mさんによるランチ提供、花嫁明子さんの息子さんたちによるドリンク提供、普段着物考由美ちゃん、La-raraアサミさんが着物マルシェでおもてなし。
お支度前後時間が空いた方たちに、サービスしてくださいました。
30人の参列者の着付けは、長野市の着付け教室華華さんと生徒の郁子さん、優里さん、なみきものと*のなみさん、yukichiyo spaceの宮川美登里さんが担当してくださいました。
飯島きもの工房の清子さんと和裁師雅美さんもサポートに入ってくださり、すばらしい連携で次々と着付け!
えみぃもお嫁さんが終わり次第着付けに入り、予定より20分押してしまいましたが、なんとかお支度が終わりました。
うんのわさんの前にはすでにたくさんの方が待っていてくださり、花嫁さんが登場すると「わー!」っと歓声があがりました。
並んで、音楽に合わせてしゃなりしゃなりと歩き始め、振り返ったらちょっと泣きそうになりました。
江戸情緒あふれる街道を、花嫁行列が通る様は圧巻!でした。
たくさんのカメラマンさんが写真を撮影してました。
行列が白鳥神社に入ると、境内に宮司の石和さんの姿がありました。
急遽お願いしてご指南いただき、全員で参拝、集合写真を撮影しておひらきとなりました。
帰りはそれぞれ楽しく話をしたり、撮影をしたり。
花嫁さんはテレビの取材を受けていました。
仲間がやさしく見守っている様子も素敵。
行列の様子は、先日テレビ信州の夕方のニュース内で放映され、たくさんの方にご覧いただきました。
たくさんの方を巻き込んで、ご協力をいただいた大プロジェクト。
細かな反省点はありますが、大成功と言っていいのではないかと思います。
来年もやって~、今度は花嫁やりたいの声もすでにとどき、来年にむけて夢が膨らみます。
ご協力くださった皆様、ご参加の皆様、ご観覧の皆様、エールを送ってくださった皆様、そして海野宿の皆さんとうんのわさんに、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!