今日も朗読ですよ~ニコニコラブラブラブラブ

 

今日のお話は、【CRIMSON SEA】です音譜音譜

 

 

【CRIMSON SEA】

瀬戸内海に夕陽が沈み始めた頃。

港の海は、まるで誰かが絵の具を流したみたいに

crimson color に染まっていた。

crimson sky。

crimson cloud。

crimson wave。

 

真っ赤な世界の中を、父の漁船がゆっくりと沖へ進んでいく。

「今日は crimson sea bream が入る気がするな」

父が笑いながらそう言った。

エンジンの音。

ロープのきしむ音。

カモメの声。

全部が crimson evening の中に溶けていく。

僕は船の先端に立ちながら、

海を見つめていた。

すると、波の向こうに crimson moon が浮かび始めた。

真っ赤な月。

まるで海の神様の目みたいだった。

その瞬間、海の底から銀色の魚たちが跳ねた。

「来たぞ!」

父の声と同時に、網が大きく揺れる。

僕たちは力いっぱいロープを引っ張った。

すると網の中には、

crimson sea bream。

crimson fish。

crimson scale。

真っ赤に輝く命たちが、月明かりを反射して踊っていた。

「うわぁ…綺麗だ…」思わず声が漏れた。

魚たちの鱗は、ただの赤じゃない。

ruby のような crimson。

炎みたいな crimson。

命そのものみたいな crimson。

父は魚を一匹ずつ丁寧に外しながら、静かに言った。

「赤はな、“生きてる色”なんじゃ」

その言葉が、波の音と一緒に胸へ入ってきた。

港へ帰る途中、空はさらに crimson darkness に変わっていった。

夜なのに赤い。

まるで昼と夜の間にだけ存在する秘密の世界みたいだった。

 

船を止め、魚を氷へ入れ終わったあと、僕は一人で岸壁に座った。

すると、遠くから鼻歌が聞こえてきた。

振り向くと、赤いマフラーを巻いた女の子が歩いていた。

crimson scarf。

彼女は小さく笑って言った。

「今日の海、crimson dream みたいだね」

僕は驚いた。

同じ言葉を感じる人がいるなんて。

彼女は海を見ながら、小さなスケッチブックを開いた。

そこには crimson flower。

crimson bird。

crimson mountain。

真っ赤な世界が描かれていた。

「どうして赤ばっかり描くの?」

僕が聞くと、彼女は笑った。

「赤ってね。悲しい色にも見えるけど、本当は“希望の色”なんだよ」

その言葉に、胸がドキッとした。

crimson heart。

心が真っ赤に燃えるみたいだった。

彼女は続けた。

「夕焼けも赤。朝焼けも赤。命も血も赤。だから crimson には、“終わり”と“始まり”が一緒にいるんだと思う」

波が静かに揺れた。

crimson tide。

僕はその言葉を聞きながら、今日見た景色を思い出していた。

父の笑顔。

真っ赤な鯛。

月。

海。

夕陽。

全部が繋がっていた。

その時、空を一羽の鳥が飛んでいった。

crimson wing。

夕陽を受けて、羽が赤く光っていた。

女の子はその鳥を見ながら、静かに歌い始めた。

「crimson dreamcrimson seacrimson moon is calling me…」

その歌声は、波の音と混ざりながら夜空へ消えていった。

僕はその瞬間、分かった気がした。

人はきっと、悲しみも、涙も、別れも、愛も、全部抱きしめながら生きている。

だから crimson は、ただの赤じゃない。

命の色。

祈りの色。

再会の色。

そして、ありがとうの色なんだ。

港の灯りがゆっくり灯り始める。

crimson light。

僕は空を見上げながら、静かにつぶやいた。

「今日も生きてる。ありがとう」

すると、crimson moon が、まるで微笑むみたいに海の上で揺れていた。

 

感謝ありがとう幸せの連鎖やまぐちふるさと大使マウンテンマウスまぁしぃ

 

 

 

crimson color に染まっていた。

crimson sky。

crimson cloud。

crimson wave。

crimson moon。 観てみたいですよね~ニコニコラブラブラブラブ

 

 

聴いてみてくださいね~虹キラキラキラキラ

 

 

 

久しぶりになってしまいましたが、今日も朗読ですよ~ラブラブラブラブ

 

今日のお話は、【カニカニカーニバル〜カニさんと少女の物語〜】です音譜音譜

 

 

むかしむかし、ひとりの女の子がいました。

その子のそばには、いつも赤いカニさんがいました。

カニさんは、その子の、たったひとりの友達でした。

でもその子は、じぶんのことが、すきではありませんでした。

 

「どうして、わたしは こんななんだろう」

人がこわくて、こころをかくすようにいきていました。

カニさんは、何も言わず、いつもそばにいました。

 

ある日、その子は思いました。

「このままじゃ、いやだ。かわりたい」

ゆうきをだして、人と関わってみました。

でも――うまくいかなくて、だれかを傷つけてしまいました。

カニさんは、ただ静かに見つめていました。

 

その子は、そっと思いました。

「やっぱり、わたしはダメなんだ」

でも――人生はつづいていきます。

うれしい日も、かなしい日も、そのどちらにも、カニさんは、ずっとそばにいました。

 

だれかを傷つけてしまった夜。

その子は、じぶんをせめつづけました。

「やっぱり、わたしはダメなんだ」

カニさんは、そっと近くに寄り添っていました。

 

それでも、人生はつづいていきます。

その子は、少しずつ、少しずつ、前に進んでいきました。

気づかないようでいて――その歩みは、いつもカニさんと一緒でした。

 

つらいことがつづいたとき、その子の心に問いが浮かびました。

「どうして、こんなにくるしいの?」

でも――そのくるしさは、だれかを大切に思う気持ちから生まれているものでした。

カニさんは、小さくうなずきました。

 

くるしさを感じないようにして、がんばって前に進みました。

でも――どこか、からっぽでした。

心の奥にあった

キラキラした感覚を、その子は忘れられませんでした。

カニさんは、空を見上げていました。

 

あるとき、ふしぎな言葉に出会います。

「闇は、光に出会うための扉なんだよ」

その声は、どこか――カニさんの声にも、似ていました。

 

その子は、その言葉を胸にしまいました。

そして、もう一度、前に進んでみようと思いました。

夜空には、星がやさしく輝いていました。

カニさんも、同じ空を見ていました。

 

そのとき――その子の心の中に、小さな光がともりました。

カニさんは、うれしそうに近づきました。

 

その子は、はじめて自分の気持ちを見つめました。

かなしい気持ちもさびしい気持ちもそのまま感じてみました。

「もしかして――」

「このくるしさにも、意味があるのかもしれない」

カニさんは、やさしく見守っていました。

 

夕日を見ながら、その子は思いました。

「くるしいときもあるけれど、それでも、生きていこう」

カニさんは、そのそばで、そっと寄り添っていました。

 

その夜――カニさんは、小さな光をあつめて、そっと差し出しました。

それは、その子の中にあった光でした。

 

その子は、光を手のひらで包みました。

あたたかくて、やさしくて、なつかしい光でした。

「ありがとう」カニさんは、とてもうれしそうでした。

 

朝がきました。

その子は、やさしくほほえみました。

「またね」

その言葉は、カニさんへ、そして自分自身へ向けたものでした。

 

そのとき、その子は気づきました。

「闇は、なくすものじゃなかった」

カニさんは、静かにうなずきました。

 

その光は、ずっと自分の中にあったものでした。

そして――その光を思い出させてくれたのが、カニさんでした。

 

その子は、歌いはじめました。

じぶんのために。そして、だれかのために。

カニさんも、うれしそうにそばにいました。

 

「あなたの中にも、光はあるよ」

その子は、そう思いました。

カニさんは、その言葉を聞いて、やさしく笑いました。

 

いま、その子は――じぶんの人生を、まるごと大切にしながら生きています。

その心の中には、いつも光があります。

そして――カニさんは、これからもずっとその子のそばにいます。

 

闇のむこうには、かならず光がある。

 

 

 

聴いてくださいね~✨✨

 

 

 

今日も朗読ですよ~ニコニコラブラブ

 

今日の朗読は、【得治郎ひいひいひいおじいちゃん物語】です音譜音譜

 

 

夕暮れのやわらかい光が、

縁側にそっと差し込んでいた。

 

庭からは、どこか懐かしい風が吹いてくる。

その風に乗るように、

家の中からウクレレの音が聞こえていた。

 

ぽろん、ぽろん、とやさしく響く音。

お父さんが弾いている。

その横では、お母さんとお父さんの妹、

そして妹の娘たちが、

ゆっくりとフラダンスを踊っている。

 

その光景を、11歳の孫は目を

輝かせながら見ていた。

 

そして、隣に座る

おじいちゃんにそっと聞いた。

 

「おじいちゃん、なんでうちの家族って、

こんなにハワイっぽいん?」

 

おじいちゃんは、ゆっくりと笑った。

「ええ質問じゃのう。実はな、その理由には、お前のひいひいひいおじいちゃんの物語があるんじゃ」

 

「ひいひいひいおじいちゃん?」

「得治郎(とくじろう)いう人じゃ」

 

孫は少し身を乗り出した。

「どんな人なん?」

おじいちゃんは、

遠くを見るような目になった。

 

「昔な、まだ飛行機もない時代、船で何日もかけて海を渡るしかなかった頃……得治郎は奥さんのナツさんと一緒に、ハワイへ行ったんじゃ」

「えっ、そんな昔に?」

 

「そうじゃ。言葉も文化も違う場所でな、仕事をして、生きていくのは、そりゃあ大変じゃったと思う」

 

孫は静かに聞いている。

ウクレレの音とフラの動きが、

話にやさしく重なっていく。

 

「そしてな、そのハワイにおる間に、お前のひいひいじいちゃんになる松太郎が生まれたんじゃ」

 

「すごい……」

「三年たって、一度島に帰ってきた。ナツさんと松太郎は島に残った。でも得治郎はな、もう一度、ひとりでハワイへ戻ったんじゃ」

「ひとりで……?」

 

「そうじゃ。家族のために、もう三年。合計で六年、遠く離れて働き続けた」

 

孫はぎゅっと手を握った。

「さみしかったやろうね……」

 

「きっとのう。でもな、その六年間があったからこそ、この家はつながってきたんじゃ。途中で途切れることなく、今のお前たちまで続いてきた」

 

ちょうどそのとき、家の中から笑い声が聞こえた。

くるりと回るフラの動き。

ウクレレのやさしいリズム。

 

おじいちゃんはその光景を見ながら、続けた。

「今、お父さんはウクレレを弾いとるじゃろう」

「うん!」

 

「お母さんたちはフラを踊っとる」

「うんうん!」

 

「でもな、それを“やろう!”って、無理に決めたわけじゃないんじゃ。気づいたら、自然とそこにある」

 

孫は少し首をかしげた。

「たしかに……なんでやろ?」

おじいちゃんは、ゆっくりと言葉を置いた。

「それをな、“不求自得(ふぐじとく)”いうんじゃ」

 

「ふぐじとく?」

「求めなくても、自然と得る、いう意味じゃ。実はな、わしが尊敬しとる日蓮宗のお坊さんがおってな」

 

孫の目がさらに輝いた。

「お坊さん?」

「その人が毎日いろんな言葉を発信しとってな。その中で、ちょっとした間違いがあったんじゃ」

 

孫はくすっと笑った。

「間違えたん?」

「そうじゃ。でもな、その“間違い”から、その中でつながったものがあったらしい」

「なにがつながったん?」

「それを“エラーシンクロ”って呼んじょった」

「エラーシンクロ……かっこいい!」

 

「そのエラーシンクロと“不求自得”いう言葉からな、この得治郎の物語が、ぐっと深くつながったんじゃ」

 

孫はしばらく考えてから、はっとした顔をした。

「あ!もしかして……」

「なんじゃ?」

 

「“得治郎”の中に、“じとく”って入っとる!」

おじいちゃんは目を丸くしてから、ゆっくり笑った。

 

「ほんまじゃのう……今気づいたわい」

二人は顔を見合わせて、くすっと笑った。

風が、ふわりと吹いた。

ウクレレの音が、やさしく揺れる。

 

「のう太陽」

「うん?」

「人生はな、何かをがんばって取りに行くことも大事じゃ。でもな……」

 

孫はじっと見つめる。

「もうすでに与えられとるもんに気づくこと、それを受け取ることも、同じくらい大切なんじゃ」

 

孫はゆっくりとうなずいた。

「それが……不求自得」

「そうじゃ」

 

家の中では、笑いながら踊る家族。

外では、静かに語り合う二人。

見えないところでつながってきた六年の時間。

その先にある、今のこの瞬間。

 

孫は小さくつぶやいた。

「ありがとうやね……」

おじいちゃんも、静かにうなずいた。

「ありがとうじゃ」

 

その言葉は、風に乗って、

遠いハワイの海へ、

そして、得治郎へと、

やさしく届いていった。

 

 

得治郎ひいひいひいおじいちゃんが当時飛行機もなかったころ、

ハワイへ働きに行った6年間があったから、今のおじいちゃんと孫につながってるよ~

 

というお話ですラブラブラブラブ

 

 

聴いてみてくださいね虹キラキラキラキラ