今日も朗読ですよ~![]()
![]()
今日のお話は、【福の神たんじょう物語】です![]()
![]()
【福の神たんじょう物語】
学校の裏山で、今日も仲良しの4人の子どもたちが
楽しそうにおしゃべりをしています。
ひとりの男の子が言いました。
「ねえねえ、すごいことできるようになったんだよ。」
「なになに?」
「あのね、左のひざをね、ゆっくり縦に動かすんだ。
同じリズムでトントントントンって。」
「へえ、それで?」
「そうするとね、小さな神様が来るんだよ。親指くらいの大きさの、細い神様。」
「ほんとに?」
「うん。それでね、その神様と友だちになって、
毎日うまい棒とかカールのうす味をあげてたんだ。」
「面白そう!やってみよう!」
そう言って、みんなで左足をトントントンと動かし始めました。
すると――4人の前に、親指くらいの小さな神様が現れました。
「とことことことこ…ぼくのこと呼んだかい?」
よく見ると、少しやせていて、ほっぺもこけていて、古びた服を着た神様でした。
ひとりの子が言いました。
「あれ?これ…貧乏神じゃない?」
「ほんとだ!左足トントンで貧乏神が来るんだ!」
「なあんだ貧乏神さまかぁ。」
一人の男の子が残念そうに言いました。
すると一人一人の男の子が言いました。
「ねえ、どうしてそんなに残念そうなの?」
「えっ?」
「貧乏神さんと友だちになれるなんて、すごいことじゃないか。」
「お菓子上げるとめっちゃ喜んでくれるんだよ!」
その言葉に、子どもたちはハッとしました。
「そうだね!その考え方が面白いね!」
それから毎日、こどもたちはそれぞれの家で左足を動かして貧乏神様を呼んで
お菓子をプレゼントするようになりました。
すると――少しずつ、貧乏神の体に変化が現れました。
「ねえ見て!ちょっと元気になってない?」
「ほんとだ!顔もふっくらしてきた!」
1ヶ月後――
「どう?続けてる?」
「うん!続けてるよ!これめっちゃ面白いから他の友達にも教えてみんなでやらない?」
「いーねー!」
新たに3人の友達が加わり、貧乏神さまは7人になりました!
子どもたちは、いつも嬉しそうに楽しそうに呼んでは貧乏神さんたちと
たくさん話をしました。
「どうして貧乏になったの?」
「あんなことやこんなつらいことがあってね…」
神様たちは、自分の過去の悲しい出来事を話しました。
子どもたちはうなずきながら、優しく聞きました。
「そうなんだね」「つらかったね」
すると――神様たちの心は、少しずつ元気を取り戻していきました。
ある日、裏山で。
「ねえ、凄いことあったんだよ?昨日夢の中でこの場所に来てみんなと出会ったんだよ!そこでびっくりするミラクル繋がり話を聞いてみんな大感動だったんだよ!」
「うん…びっくりだよ!ぼくも同じ話をしようとしたんだ!」
「貧乏神って…もともと福の神じゃない?」
「そうなんだよ!夢で見たんだ!」
そのとき――空から大きな船がやってきました。
宝船です。
そこには、なんと7人の神様が乗っていました。
そうです!あの7人の貧乏神さんが福の神となって七福神になっているのです!
服も古びた服から縁起のいいはっぴに身を包んで恰幅のよい姿になっています!
「みんな、ありがとう。」
「ずっとお菓子をくれて、話を聞いてくれて。」
「お礼に、今度はぼくたちからプレゼントだよ。」
子どもたちは、それぞれ好きなお菓子を受け取りました。
「やった!愛知のなごやんだ!」
「ぼくはカールのうす味!」
「ぼくは有田のり!」
「月で拾った卵だ!」
「博多のとおりもんだ!」
みんな大喜びです。
神様たちは言いました。
「ぼくたちは、もともと福の神だったんだ。」
そして宝船は、世界中に福を届けるため、再び空へと旅立っていきました。
こうして――
福の神誕生の物語は、ひとりのこどもの左足の「びんぼうゆすり」から
始まったのでした。
ちゃんちゃん♪
おしまい
福の神たんじょうがこんなお話だったなんて面白いですよね![]()
![]()
![]()
でも、もともとは福の神様だったことはなるほど納得![]()
![]()
お話聴いてくださいね~![]()
![]()
![]()