読んでみたい本があったので、きょうも図書館へ。
読みたかったのは、小学生高学年むけの児童書です。
児童書は、当然、児童書コーナーにしかありません。
よく利用している図書館は、2階フロアがまるまる児童書コーナーになっているのですが……。
どういうわけか、「2階の本は1階へもっていかないでください」という立て札があります。
つまり、児童書を読みたかったら、借りるか、もしくは2階の席で読んでください、ということです。
う~~~ん。
2階の席は、みんな子供用です。低いです。
2階フロアは、夏! 休み! 自由! 解放感! バンザイ! といった感じの子どもたちでいっぱいです。動き回ってる(駆け回ってる?)子がたくさんいます。
そんな中で、ひとり、3時間半ほど児童書を読んでいました。
児童書の文章は、シンプルです。
言葉を飾ったり、漢字の勢いを借りたり、言葉とルビで二重の意味を表現したり、その他、ライトノベルでちょくちょく見られるような文体は、ほとんどありません。
う~~~ん。
素晴らしい。
もちろん、ライトノベルには、ライトノベルの素晴らしさがあります。
でも、「子どもむけ」の文章には、研ぎ澄まされたやさしさのような匂いがあります。
書き手の想いが、すとん、すとん、と心に落ちてきます。
この感覚をライトノベルに活かせないかな?
思わず、そう考えてしまいます。
どんな本を読むときも、「自分のストーリーに活かすためには?」という視点は忘れません。絶対に。
メモをとることも忘れません。
でもでも。
児童書コーナーで本を読んでいる大人は、ボクひとりだけだったので……。
堂々とできればいいのですが……。
でかい図体で席を占領して、ごめんね。
申し訳なさというか、居づらさというか、そんな気持ちを感じながらも、児童書のページをめくり続けました。
本を借りればいいだけの話なのですが……。
図書館、涼しいから……。