丁度3年ぶりになるのか、再びタイに行くことにした。
2019/2/16~2/20
2月って、ベストシーズンと思うんよね、タイの。
今回は’堕落編’とでも名付けたらどうかと思うくらいのぐうたら旅行です。
自分はタイの仏寺等に興味は無いのです。
還暦も近いとなるとそういう自分の気持ちに正直になることが出来る。
タイには立派な文化遺産がたくさんありますが、そういうものを鑑賞して自分の肥やしにして未来の人生に生かせる、という様な歳は自分的には過ぎてしまった感じ。
余生は静かに、悩み少なく、安楽に過ごしたい、という欲望があるけど現実生活はまだ怒涛の中。しばしの安らぎを求めてのタイ行きなのである。
好きな場所でぼ~っとしたい。それだけ。
旅行に行くとボロボロにくたびれて帰って来るのが常だけど、今回は決して疲れまいぞ、と決心した。何しろ癒しの旅行、バカンスなのです。
行ってからは勿論、旅路中でくたびれてはいけない。よって、初のビジネス航空券をゲット。
ビジネスにの乗る身分ではないと思っていたけど、普通だとすごい値段と思うけど、マイルを使うとなんとかなるのよね。老体だから許される贅沢なのである。
博多からタイ航空でバンコクへ。バンコクで1泊
バンコクからプーケット。プーケット2泊。
プーケットからバンコク。バンコク1泊。
翌日の深夜便で帰国、というスケジュール。
けったいなスケジュールだけど、色々考えぬいた結果なのです。
この旅程で66、000マイル。1マイル2円として132、000円って、安くない?
だがしかし、この旅程には問題があったのでありまして、それは旅の終盤になって発覚するのでありました。
お天気も良く、博多空港です。
いつもは何も考えず、適当にチェックインの列に並んで大抵間違えているオマヌケですが、今回はしっかり案内表示を確認し、正しくタイ行きビジネスラインを通過して無事ラウンジに到着することが出来た。本気出すと出来るんですね。
ここのラウンジには特筆すべきことは無かった。でもいいのです。ビジネス食でお腹いっぱいになりそうだからね。待ち時間をソファに座ってくつろげるだけで十分です。コーヒー淹れて、と。
ここのラウンジではゆっくりし過ぎて、ぎりぎりになってしまうといういつものオマヌケ。
ていうか、想像してたより(確認すべきですね)ゲートが遠くて、走りに走って、やっとこたどり着き、エコノミーの人たちに混じって搭乗するという結果に。エコノミー席に流されて行ったものの、乗車券を見せるとビジネスに案内され、そこにはあこがれの広いビジネス席が・・。
窓際で、しかもお隣が空席だったので、ほんと、くつろげましたね。足元、余り過ぎ!
座るや否やタイの香りのおしぼりとシャンパンサービス。シアワセデス。
お昼時だったので、お昼ご飯ですね。
オードブルはエビやら何やらの盛り付けで、とても美味しうございました。
メインも期待に外れず。洋食が無くなっていたのでタイ料理を頼んだのだけど、ジャスミンライスと鶏肉の甘辛煮つけ、みたいなもの。タイ米って、日本で不人気だったけど、料理によっては美味しいと思うんだけどね。炊きたての日本の白米とは違う美味しさだけど。
そして、鶏肉は、何故?と思うくらい柔らかくて、味付けも日本人の味覚に合うよね。
2度目のサービスは、夕食には早いと思っていたら、アフタヌーンティーのセットでした。パンがややかたくなっていたものの、美味しいチーズやら何やらが入ったサンドイッチと紅茶。紅茶はマグカップみたいなのでサーブされ、ソーサーが無いのがイマイチだったけど、空中で飲食するんだからこんなものかと特に不満は無し。
心地良いシートでの時間はすぐに過ぎて、バンコク、スワンナプーム空港に着。
この空港にはろくな思い出が無いんだけど、今は着くだけなので、問題は無いはずなのです。
何しろ広すぎて、重度の方向音痴のオマヌケが利用するには無理があるんですね。
着いた時点では、エクスプレスラインという市内直行の電車を利用しようか思ってたんだけど、この日は一時休業とのこと。「車手配します」、みたいな表示があるデスクがあったのでヨロヨロと寄ってみると、えらい高額な値段言われた。5000円くらいだったかな?高級車なんだろうけど、こちとら相場を知ってんだからね。そんなタクシー乗る訳ないじゃん。丁寧にお断りして一階のタクシー乗り場へ。
今回の旅行では結局一度も電車を利用しなかった。とに角ストレスゼロを目指す旅行だから。こっちのタクシー安いし。タイの物価は上がり気味だけど、その気流に取り残されているのがタクシー業界なんですと。しかし、タクシーもある意味ストレスゼロとはいえないんでありまして・・。というのは、前回の旅行でもあったのだけど、結構ぼられるのである。まあ、海外では普通の事かもだけど、これが結構ストレスになる。
で、この時は最初から「400バーツ」(←これが相場と思う。)で交渉してみたんだけど、この運転手、500バーツで譲らない。根性負けして500で決まり。まあ、疑心暗鬼になって乗ってるよりはマシかも。
今日のホテルはバンコク市内スクンビットのソフィテルホテルというところ。
部屋は特別広くはないけど一人なら十分。新しくてきれいなホテルでした。色彩が、タイのような、フランスのようなインテリアですね。
荷物を置いて、最初にしたことは、このためにタイに来たと言っても過言ではない、「スティッキーライス(またの名をカオニャオマムアン)を食す」こと。
すぐ近くにあるデパート、ターミナル21に行って適当なお店に入ってさっそく注文。
これです!
これが凄く美味しくて忘れられなかったのだ。こんな美味しいもの、日本にもあればいいのに、と思う反面、何となく日本に似合わないような気がしたリ。そりゃそうよね、タイのものなんですから。それに日本だとバカ高くなるでしょ。安くて美味しいのが嬉しいところなのです。
でもここのお店はお洒落にしてあるせいか、少し高めだった。800円くらいかな。
マンゴーが美味しいのは当たり前として、このココナッツミルクで煮込んだとかいう塩味のきいたライスが超絶美味しい。マンゴーと合うのだ。緑の何かに包まれたお結び型になってるやつです。
嬉しさに泣きながら食べます。
夕食はこれで十分。とに角食べ詰めなので、夕食だかなんなんだか分からないんだけど。
ターミナル21を少しぶらぶらしてホテルに帰る。
このホテルを選んだ理由の一つはここにあるロクシタンスパにいってみたかったこと。日本から予約したらかなり割引きできたのでね。2時間で10000円くらい?日本だと考えられない値段なのだ。
感想は、う~ん、すごく良かった、というか無難に上手だった、というか・・。残念なのはロクシタンの香りが全然使われていなかったこと?そんなのありでしょうか。それ、期待していたのにね。普通のスパと変わらないじゃん。とはいえ、上等でした。気持ち良くて寝こけそうになる。
この日にタイでしたかったもうひとつのこと。それは流行りのルーフトップバーへ行くこと。
色んな有名どころがあるんだけど、お手軽にこのホテルのルーフトップに行ってみる。
全然上手く撮れていないんだけど、すごーくきれいな夜景でした。
こちらのテーブルでビールを一杯。2000円くらいだったかな?
高いな、オイ、・・と思っていたらたっぷりの美味しいナッツがついてきたので許す。
タイの高台って、いつもこんな強い風が吹いているものなのでしょうか?
台風未満、というレベルの生暖かい風。ちょっとスリルがあって、気持ちいい。
またタイに来たんだな~と実感。
なかなか充実した初日でした。大きな失敗もなく、
これまでのところ、ストレスゼロ、これ重要。