しめ縄が化繊 | アフリカの海辺から

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西アフリカのトーゴ共和国、東アフリカのザンジバル島、コロナ禍の今は、東京でのあれこれをお伝えします。

初詣は地元の神社へ

子どもの頃、この神社で年末にしめ縄作り、お盆には灯籠流しがあった。

 

馴染みの神社だが、すっかりご無沙汰していた。

寄付の芳名板に亡父の名があったりして

感慨深く眺めていたら、何人か同級生の名前も見つけた。

そんなしみじみした気持ちを打ち破ったのがコレ

しめ縄が化繊

垂(しで)もプラスチック

かつては氏子が作っていたものである。

 

この辺りでは、この神社の氏子かつ浄土真宗の寺の門徒が当たり前だった。

さらに4月には、お大師様をお祀りする集まりがあったっけ

江戸時代に毛利藩が干拓して造った農村である。

 

化繊のしめ縄と垂に驚いても、もはや東京在住の私に何ができるでもなく。

身勝手な寂しさを覚えた初詣である。