枕崎から一週間をかけて稚内に到着。

せっかく稚内まで来たので、宗谷岬は行っておきたいところ。

バスまで時間があるので、稚内駅舎内にあるカフェでお昼ごはん。
宗谷牛ハヤシライス、身体に染み渡る美味しさでした!
稚内駅ときくと、「最北端の寂しい駅…」と思う方が多いかもしれません。
しかし、実際はカフェだったりお土産屋だったり、さらには映画館までも併設と、超都会的な駅なのです。
FREE Wi-Fiまで飛んでます。
バスの時間になったので、宗谷バスに乗り込みます。
駅前ターミナル  13:20発 宗谷バス
地元の方に混じって、観光客もちらほら。
宗谷岬までは50分ほどと、結構かかります。
宗谷岬   14:10着
最南端の始発駅を出発し、日本最北端の駅へ。
さらに最北端の駅から日本最北端の地に到着。
こうして無事にたどり着いたことに、感謝ですね。
観光客の方に混じり、私も写真を撮ってもらいました。
宗谷岬周辺には、最北端の〇〇がたくさんあります。
最北端のお土産屋、最北端の自動販売機、最北端の食堂…
そりゃ名乗りたいですよね。
高台には、軍関連の施設が残っています。
宗谷岬が国防でも重要な役割を果たしたことを物語ります。
45分ほどの滞在で、宗谷岬をあとにします。
宗谷岬   14:55 宗谷バス
自動車学校前   15:21着

こんな何もないところで降りました。
あとは稚内空港から帰路につくだけです。
しかし、稚内空港までのバスにかなり余裕がありました。
宗谷岬から街中へもどり、空港行きのバスに乗るのももったいない。
そこで、せっかくなので空港近くのバス停で降り、歩いて空港まで行くことにしました。
徒歩の目的のもう一つは、こちらを見たかったから。
不自然に残る直線、これは分かる人はもうお分かりでしょうか。
こちら、天北線の廃線跡です!
稚内空港付近を走っていたこともあり、自動車学校前〜稚内空港の移動で見れるのでは?と思いましたが、予想はピタリと的中。
北海道らしいどこまでも続く直線の廃線跡、見る価値は大きいです。
廃線跡を楽しみつつ、稚内空港に到着。
自動車学校前からは40分くらいでした。
稚内空港  17:10 ANA4844便
チェックインや手荷物検査、お土産購入を済まし、ロビーへ。
帰りの飛行機は、なんと人生初となるプロペラ機。
新千歳空港までお世話になりましたが、まあよく揺れました。
周りの方もからも、「こんなに揺れるんだ…落ちるのかと思ったよ笑」と着陸時には笑い声が。
実際、「これ大丈夫なのか…」と何度も思いました。

新千歳空港到着後、急いで羽田行きに乗り換え。

新千歳空港  18:05着
       18:30発  ANA076便
羽田空港   20:05着
3時間前まで日本最北端の地にいたのに、もう見慣れた都会の電車が。
一週間以上かけて遥か南から移動したのに、帰りはたったの3時間。
一週間充実した旅をした、でも帰りは3時間座っただけ。
羽田空港に着いた瞬間、「こんなにあっけなく終わるのか」と、ショックを受けたほどです。
好きな千葉ニュータウンの車両を見ているのに。

しかし、同時に湧き上がったのは、「無事に帰ってこれた。ただいま。」という安心感でした。
帰る場所、また旅を始める場所に戻ってきたに過ぎないと思うと、ショックは和らぎました。

「帰ってきた。少し休んでまた出かけよう。」

羽田空港を出発し鹿児島空港へ。そこから枕崎へ、枕崎から列車でずっと稚内まで。稚内からは飛行機でまた羽田空港へ。
大きな一筆書きのような、偉大な旅はこれで終わりです。

長期にわたりありがとうございました。