こんにちは。

津軽海峡を渡り函館までやってきました。

 

函館では、次の列車までかなりの時間があります。

しかし、続々とやってくる道南いさりび鉄道のキハ40の写真を撮っていれば、時間を持て余すことはありません。

また違う色の車両を見れました。

 

さて、この日は朝から何も食べれなかったので、函館でブランチとなります。

函館が誇るローカルフード、ラッキーピエロでご飯です。

駅からすぐのところにあり、利便も良いです。

 

一番の人気メニュー、チャイニーズチキンバーガー。
さらにチーズバーガーも。
どちらも大変美味しくいただきました!
10時頃に行きましたが、この時間でも少し列ができていました。
お昼時はもっと混むのでしょう。
時間をずらして訪問すると良いはずです。
再び函館駅に戻ると、札幌行きの特急北斗が停車中でした。
これに乗れば、札幌まで3時間50分ほど。
最新鋭のキハ261があっという間に運んでくれます。
しかし今回は普通列車の旅。
私の目的地も札幌ですが、丸一日をかけて移動します。
駅の側線には、先日引退を発表したキハ281系が留置されていました。
こちらが先代の特急北斗で使用されていた車両で、長らくの運用を終え9月に引退となりました。
ちなみに6月に実施した稚内→枕崎の旅の道中に、こちらの北斗号にも乗車しています。
廃車前に、最後にその姿をしっかりと目に焼き付けました。

 

函館   12:35発 普通長万部(藤城線経由)

 

いろいろ食べて見て、函館を満喫したところで列車の旅に戻ります。

函館地区ではまだまだ元気なキハ40にしばらく揺られます。

この車両で旅行するのが、一番北海道を旅していると実感します!

 

さて、今回乗車した函館本線の普通列車ですが、少し珍しいルートを通ります。

特急列車を含むほぼすべての列車が、通常は新幹線連絡駅の新函館北斗駅を経由しますが、今回の列車は新函館北斗を通らず、下り貨物列車が多く通る藤城線を経由します。

藤城線は函館本線の難所の一つ、仁山超えを回避するために建設されましたが、現在は新函館北斗駅が開業したため、藤城線を旅客列車が通るのは珍しくなりました。

しかし、なぜか日中のこの時間帯に一つだけ藤城線経由の普通列車があります。

函館駅でも、「この列車は藤城線経由の長万部行きです。新函館北斗駅は通りません。」と、かなり念を押しての案内がありました。間違ってしまっては大変です。

 

今回藤城線に日中に乗れる機会はこの列車しかないため、あえてこの列車を選びました。

そのため、写真のように遠くに新函館北斗駅や駅前の東横インを眺めることができています。

とても新鮮な気分でした!

 
大沼公園駅が近づくと、雄大な車窓が広まります。
函館本線の特に函館地区は、日本でも有数の絶景路線です。
ここからしばらく、駒ケ岳が車窓の両側に現れ、楽しませてくれます。
噴火の影響で頂上が吹き飛び、不思議な形になった駒ケ岳。
見る角度によって姿を変えるので、函館本線に乗車する際は注目してみてください。
 
森を出ると、今度は噴火湾沿いを走行し、海沿いの車窓となります。
大沼の車窓、駒ケ岳の車窓、そして海沿いの車窓と、大忙しの函館本線です。
特急で全部をスピーディーに駆け抜けながら楽しむのも良し、今回のように普通列車でゆっくりと眺めるのも良しです。
お供はビールではなく、北海道名物のソフトカツゲンにしました。
途中の落部駅、斜めになった看板が気になりました。
長万部   14:58着
 
函館から2時間20分、長万部に到着です。
長い普通列車の旅でしたが、車窓が素晴らしすぎたこともあり、一瞬のように感じました。
ここからは室蘭本線の旅。
最新鋭のH100系に乗車します。
 
長万部   15:34発 普通東室蘭
日本一の秘境駅、小幌駅にも停車する普通列車です。
10名ほどが当駅から乗車し、その人気の高さが伺えました。
しかし、秘境駅は一人でひっそりと楽しみたいものです・・・
東室蘭    16:58着
 
東室蘭からは、キハ141系に乗車。
50系客車に無理やりディーゼルエンジンを載せ、ディーゼルカーにしてしまった恐ろしい車両です。
最近は数も減っているため、乗れたのはラッキーでした。
苫小牧まで乗車します。
また、ここから先は以下の日程で進んでいます。
 
東室蘭    17:02発 普通苫小牧
苫小牧    18:28着
苫小牧    18:42発 普通手稲
北広島    19:25着
北広島    19:28発 快速エアポート191号札幌
 
札幌     19:49着(遅れ5分)
 
「ご乗車ありがとうございました。札幌です。」
ようやく札幌まで来ました!
普通列車で青森から丸一日をかけての移動、時間はかかりますがとても充実した一日になりました。
特急列車で一気に駆け抜けるのも楽しいですが、普通列車でゆっくり進むと、見えてくる景色も少し違ってくるものです。
もし時間があるのなら、函館→札幌を普通列車と特急の双方で移動して比べてみてください。
 
次回に続きます。