オーストラリアで博士課程進学@三十路日記

オーストラリアで博士課程進学@三十路日記

2016年春からオーストラリアの大学で博士課程に進学決定。
果たして無事に卒業できるのか?卒業後の進路は?
そんな30代半ばの徒然日記

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前回のつづき。
助成基金への申請額を上限MAXにして申請していたんだけど、
先日かかってきた助成仮決定の電話では、上限MAXは無理だから1/2に削って実施してくれないかと言われました。

もちろん「それはできません」とは言えないので、できますよと回答。
色々な部分の見積もり分のぜい肉をカットして修正案を再提出しました。

無事に決定してくれるといいなぁ。
オーストラリアと日本の研究を支援する助成機関があります。
オーストラリアの外務貿易省の管轄。

で、応募締め切りが4月1日ということに気づいたのが締め切りの一週間前。

「ゴールは打たなきゃ入らない」という名言を思い出して、ありとあらゆるネットワークを駆使して必要な書類をかき集め、締め切り時間30分前にギリギリ書類提出。

今から2日前に電話が鳴り、取ってみるとなんと助成確定の連絡。

ただ、オーストラリアの政権交代やらなんやらで、次に決まる外務大臣もこれから決まるし、
その人が助成金支出のハンコを押すまでは100%確定とは言えないけど99%決まったよ、ということで電話が来ました。

経済、文化、教育など色んな分野に対する助成だから、半分以上無理だろうと思っていたため、応募したはいいけど、具体的なプランはこれから考えないと。

いつもは6ドルの赤ワインだけど、今日は奮発して10ドルのワインを買って家で飲もう。
たまにはいいよね贅沢しても。
不慣れな英語圏の中で博士課程に進学したんだから。
そりゃ毎日が楽しくわいわいできるわけではないよね。

自分の持ってるありったけの力と勇気を出して、
色々な人との協力のもとでこうして毎日を過ごせているんだから。

まずは元気に過ごせていることに感謝しないと。
息もできるし、声も出せるし、音も聞ける。
匂いも肌に触れる風の感触も分かる。
歩けるし走れるし食べれるし寝れる。

まずはそれに感謝しないと。
悩めることに感謝しないと。

気持ちを静める。
少しだけお酒の力を借りて。
明日は朝から指導教官と定期打合せ。
日本語でプレゼンしたってややこしくて苦戦するのに、
それを英語で説明するんだから大変だよね。

パワポのスライドはできた。日本語ならこれでもう準備OK.
だけどここから、ちゃんと言えるかどうかぶつぶつ言いながらカンペづくり。
実際にはカンペなんて見てる暇ないけど、文章化の必要はあるんです。

今日はもう寝て明日早く起きてやろう。
博士課程が始まって1カ月が過ぎました。博士課程は受けなきゃいけない授業がないから、常に自分の研究をひたすらやるのみ。まぁ聞こえはいいけど、タイムマネジメントをしっかりしないと、あっという間に何もしないで半年、一年が経ってる、というようなことが起こりそうな気がします。

今日は久しぶりの雨。こういう日は外に出ないで音楽聞きながら雨を眺めてるのが一番。まぁ論文読みながらだけど。
オーストラリアに着きました。
で、去年から荷物を預かってもらっていた友人と再会。
彼女はこの3月でPhD3年目に入ります。

去年までは、卒業後は研究者として働くことを夢見ていた彼女でしたが、
今日会った時にはその考えは一変。
さっさと卒業して研究者以外の職をゲットして、オーストラリアに残りたいとのことでした。
自国に戻って研究者として働くことは可能だけど、もう研究は嫌だそうです。

その理由として、彼女より先に卒業していった有能な先輩が、ことごとく研究職にありつけない現状を目の当たりにしたからのようです。
在学中に5報ペーパーを出し、Natureの共著者として掲載されたとしても、オーストラリアで研究職につくのは難しい。まぁ分野にもよるんだろうけど。

去年の12月から両親が自国から来て一緒に住んでいるとのこと。
精神的にもかなり追い詰められていたんだろうと察することができます。

個人的には、研究者に向いていないということがPhDの期間中に分かったんだから、それはそれでよかったんじゃないかと思う。
2016年がやってきました。

去年も色々ありました。今年も色々あると思います。

去年までの延長線上で今年の目標を立ててもたかが知れてる。
目標から逆算して何をやるかを決める。

いや、将来の目標なんて決められないよ。もう30歳過ぎてるのに(笑)

毎日を全力で生きよう。それだけでいいんだよ。


生まれ変わるなら、生きているうちに。
最近は飲み会ばっかり。
本当は色々とやらなきゃいけないことあるけど、あんまりやる気がおきないでいます。
まぁそういう時もあるよね。
何をするにも目的を気にするタイプです。

何をやる時にも「これは何のためにやるのか?」と思う。
目的に意味が見いだせなければやりたくない。

よく言えば、目的意識が強い人。悪く言えば、めんどくさい人。

でも、なんで目的を気にするかっていうと、

目的がよくわからなくても、「何だか分からないけど、なんとなくやりたい」と思う時があって、

そういう頭で考えてもよくわからないけど、やりたいと思う気持ちを逃さないようにしたいからという一面もあります。

説明できないけどやりたいこと、進みたい道。そういう気持ちを大切にすることに決めてるんです。

それは、心の声に従わずに後悔したことが、これまでに何度もあるからです。

自分の気持ちの微妙な揺れに敏感になりたいです。

今日は、オーストラリアで同じ大学だった友人と飲んでました。
彼は来年四月から新卒社員として外資系企業で働きます。

なんだかんだで、自分も社会にでて10年経ってます。
いろんなことあったなぁとしみじみ思いつつ、
新社会人の門出をハイネケンで祝いました。

こうして思うと、社会人1年目の頃には、
10年後にこうして海外の博士課程に進むなんて想像もしてなかったなぁ。

そう思うと、今から10年後も
きっと今では想像できないことをしてるんだろうなぁ。

そうでありたいとも思います。