それはそれで。 | オーストラリアで博士課程進学@三十路日記

オーストラリアで博士課程進学@三十路日記

2016年春からオーストラリアの大学で博士課程に進学決定。
果たして無事に卒業できるのか?卒業後の進路は?
そんな30代半ばの徒然日記

オーストラリアに着きました。
で、去年から荷物を預かってもらっていた友人と再会。
彼女はこの3月でPhD3年目に入ります。

去年までは、卒業後は研究者として働くことを夢見ていた彼女でしたが、
今日会った時にはその考えは一変。
さっさと卒業して研究者以外の職をゲットして、オーストラリアに残りたいとのことでした。
自国に戻って研究者として働くことは可能だけど、もう研究は嫌だそうです。

その理由として、彼女より先に卒業していった有能な先輩が、ことごとく研究職にありつけない現状を目の当たりにしたからのようです。
在学中に5報ペーパーを出し、Natureの共著者として掲載されたとしても、オーストラリアで研究職につくのは難しい。まぁ分野にもよるんだろうけど。

去年の12月から両親が自国から来て一緒に住んでいるとのこと。
精神的にもかなり追い詰められていたんだろうと察することができます。

個人的には、研究者に向いていないということがPhDの期間中に分かったんだから、それはそれでよかったんじゃないかと思う。