MMD自動化ツールで作成されたVMDを動画にして再生・元動画と比較

 

前記事では、OpenPoseを使ってAI(深層学習)による 人物ポーズ可視化の

例を紹介しました。 

自分で作成していた動画2例に適用して、関節点検出 をうまく行えている

ことが確認できましたが、私の 目的は、そうして検出したデータをモーション

ファイル に変換して、3DCG動画に適用することです。 

 

 

自分の動きをWebカメラで撮影した動画を利用すること も可能ですから、

モーションファイルへの変換ができ れば、いろんな動きをとらせた動画

の作成に繋がって いくことも期待できます。 

 

 

ということで、特殊な機材を必要とするモーション キャプチャーを使用する

ことなく、カメラ1つだけ で、動画→モーションファイル変換可能なツール

 として、既に公開されている「クラウド(colab)で MMD自動トレースをやってみた

の方法で、実際に うまくいくか否かを試してみました。

 

 

結論を先に述べておくと、「え!?こんなに簡単 に出来てしまうの?」と

いうぐらいスムーズに 作業が進みました。 

やり方は、既に上で紹介しているHPで詳しく解説 されていますので、

ここで改めて取り上げることは しません。 

 

 

準備するものは、

 ●動画

 ●Google Chrome

 ●Googleアカウント 

ぐらいです。 

 

以下が自動化ツールへのリンクです。

但し、Colaboratory に GitHub API の使用を許可することが必要です。

 

【colab版MMD自動トレースへようこそ!(準備編)】 https://colab.research.google.com/github/miu200521358/motion_trace_colab/blob/master/AutoTraceIntroduction.ipynb AutoTrace1.03.06.ipynb 

 

【colab版MMD自動トレースへようこそ!(実行編)】 https://colab.research.google.com/github/miu200521358/motion_trace_colab/blob/master/AutoTrace.ipynb 

 

 

準備編で、colab(Google colaboratory)の操作方法を学習してから開始

しますが、特に難しい操作 はなくて、クリックし、確認し、次から次へ

進めて いったらOKという、使い手に優しいツールでした。 

日本語が読めれば、迷うことはないでしょう。 

 

 

今回は、以下の「踊ってみた」動画を使わせて頂いて 最初のチャレンジを

しましたので以下に紹介します。 

 

元動画はコチラ 

 

 

 

上記動画から自動トレースで関節点検出した動画は以下

 

 

 

上記で自動で関節情報を検出させた後に自動化ツール で作成された

「vmdファイル」でアニメーションチェック したのが、以下に示す動画です。 

 

 

「PmxEditor_0257」にMMD準標準ボーンの追加プラグ インを追加して

処理したKisuna AIをモデルにして モーション(vmd)させている画面(TransformerView) を動画キャプチャーしたものです。 

追加したプラグイン: 

SemiStandardBones.dll 

SemiStandardBonesPMX.dll

 

 

 

 

元動画の完全再現には至ってはおりませんが、ある程度 それらしく動いて

いるといった感じです。 

以下に、元動画のモーションと比較した動画を示しました。

 

 

 

編集すれば、より一層スムーズな動きに改善されると 思います。

 

クレジット表記

ツール:MMD自動トレース
作者:miu200521358
ライセンス:https://ch.nicovideo.jp/miu200521358/blomaga/ar1686913