Facerigを使ったアバターアニメーション動画作成
前回の記事で「FaceVTuber」を使ったアニメーション(上半身)
作成の紹介をしました。
今回は「Facerig」という別のツールについて紹介します。
FaceRigは、ウェブカメラを利用してユーザーの表情や顔の
向きを、3DCGキャラクターに反映することができる顔認識ソフトです。
顔の動きだけでなく、まばたきや声(リップシンク)なども連動
しているため、実際にそのキャラクターが話しているように見せる
ことができます。
Facerigと連動させて利用できる、Live2Dアバターを動かすモジュール、
Facerig Live2Dというモジュールがあります。
これは、Facerigのダウンロードコンテンツとして、様々なバーチャル
YouTuberに使用されている、2DモーションツールのLive2Dと連携し、
2Dのイラストを動かすことができるようになるものです。
FaceVTuberは無料で使用できるのに対して、Facerigは1,480円、
Live2Dは398円の有料ツールですが、とても安価です。
そして、さすが有料ということもあって、FaceVTuberと類似しては
いますが、機能的にはFacerigが勝っています。
このFacerigの使い方は、ネット上で多くの方々が既に紹介しています。
良き指南をしてくれているので、初めてのかたでも、購入して使用するまでに、
多少時間はかかったとしても、迷うことは少ないと思います。
音声の認識に関しては、自分の声をベースにして、ボイスチェンジする
無料の方法が、多数紹介されています。
私は、前回記事で紹介した通り、FaceVTuberで利用した、音声認識の
ツールを既に準備済みだったので、それを利用して音声認識させました。
ClownfishVoiceChangerと、FabfilterPRO Q-3を組み合わせて使用
する方法です。
この組み合わせは、自分の声を、ボイスチェンジして、音声認識
させるのではなくて、音声合成ツールで予め作成した合成音声を
ClownfishVoiceChangerに読み込ませて音声認識させる方法です。
その音声をFacerigが認識して、アバターがリップシンクしてくれ
ます。まばたきや、上半身の動きも、つけることができますし、背景
画像も、好みに応じて、自由に選択することができます。
前回のFaceVTuberでは、リップシンクのモーションをさせるのに、
ひたすら口をパクパクさせていましたが、Facerigでは、合成音声
を利用することで、口パクを自動でしてくれます。
上半身の体の動きと瞬きは、ウエブカメラによる自分のモーションを
トレースさせます。
ブルーバック背景も、簡単に設定できるので、背景にいろんな画像
や動画を設定することもできます。
かなり便利なVTuber向けのツールと言えると思います。
追伸:
今回の音声は「cloud to text speech」というwebサービスを利用
して、webnet音声で、上記の文章を読ませたものです。
https://cloud.google.com/text-to-speech
上記文書の文字数は、全角文字を2バイト、半角文字を1バイト、
改行は2バイト換算したバイト数で「2,220」です。
cloud to speech textは、webnet音声を利用する場合、
0〜100万文字/1ケ月までは無料、それ以上は、100 万文字あたり
$16.00(USD)という料金設定となっています。
今回の音声合成は、2,220文字なので、無料で作成できました。