今年もIさんとあなたのお墓参りに行った。お天気は良かったけど風が強くてびっくり。あなたのお墓はホントに見晴らしが良くて素晴らしいところだね。お花はたくさん生けてあったけど、うちの庭に咲いていた水仙をちょこんと刺してみた。これも毎年恒例のこと。

もう11年経つんだね。早いような気もするし、まだ11年しか経っていないのかという気もする。私にもあれからいろいろあったからね。

あなたの娘さんと旦那様、次々と亡くなったけれど、死因はなんだったんだろうね。今年もIさんと話したけど、分からないし、噂も聞こえてこない。お墓にいたら命日だから誰か墓参に来る人がいるんじゃないかと待ってみたけど誰も来なかった。新しいお花があったからきっともう誰か来たんだろうね。

一人残された息子さんはいったいどうしているんだろう。あなたも気になっているでしょうね。それとも全部わかるものなのかな?そちらの世界では。悲しんでいないといいな。


さて今年は古民家カフェに行ってきたよ。








Iさんはホントいろんなところを知っていて楽しませてくれる。とてもいい所だったし、楽しくおしゃべりできた。Iさんともお付き合いが長くなったな。18年になるのかな?3人で一緒に働いている頃、めちゃくちゃ楽しかったね。若かったよね。

あの頃に戻れるなら戻りたい。笑って生きていたい。今だって別に辛くないけどやっぱりよる年波には勝てないよね。気の持ち方が違う気がする。

こういうのもあなた、見えてる?見えてたらいいな。私を見てて欲しいな。見ててくれてると思うとちょっと心強い。怖いけどね。


11年。また来年もお墓参りに行くね。またIさんとおしゃべりを楽しむからね。待っててね。