傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを/矢作 俊彦

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本当に幼い頃、『傷だらけの天使』というテレビドラマがあった。夜中(10時頃?)やっていたので私は見れなかったが、確か姉たちと一緒に一話だけリアルタイムで見た。若い桃井かおりが出ていたのを覚えている。ホームドラマや時代劇、刑事物しか見ていなかった私にとって新鮮で危ない世界を覗き見した気分だった。その後、ショーケンや水谷豊目当てで見たドラマの再放送は、中学生になっていたのでもう、カッコイイ!の一言だった。

この本はそのドラマの主人公修ちゃんの30年後。新宿を舞台に、あの頃の危ない世界を舞台に(私の知っているディスコ全盛期の25年前の新宿とはまたちょっと違った世界)、50を過ぎた修ちゃん(私の中ではショーケン)が暴れ回っていた。昔の映像が頭の中に蘇ってくるので、ショーケンや水谷豊のセリフ、部屋の雰囲気や音楽までもがありありと浮かんでくる。普通の小説では絶対に感じられない不思議な感覚だった。

こういう感覚は、確かに映画の原作本でも味わえるだろうけど、ミソは「30年後」だってことだ。きっと自然に自分の頭の中で30年経った修ちゃんの姿や新宿の風景をイメージしながら読んでいるのだろう。


ドラマを知らない若い人はどうなんだろう?面白くないかも知れない。でも設定も人物像もイカシテル(←なんて表現でしょ?)し、スピード感もあるし。新宿を舞台にした「はーどぼいるど」としては十分楽しめるんじゃないだろうか。

ま、若い人のことはさておいて私と49歳のダンナが楽しめたことは間違いない。(私が買った本なのにダンナは案の定こっそり読んでいたし、しっかり『傷だらけの天使』のDVDーBOXの情報を集めていたし。)
で、このお話の映画化を是非!という会話で盛り上がったのだけれど、大半の役者さんが他界しているし、同じ役者じゃないと意味がない、ということで夫婦会議は散会となった。



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↓↓ 豊川悦司主演の映画なんかもあった。↓↓ 

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