「時穴みみか」藤野千夜
 830円
平成生まれの小学六年生の美々加が昭和49年へタイムスリップする物語。
くみ取りトイレやこっくりさん等の懐かしいシーンがあり面白かった。

「罪の年輪」堂場瞬一
 850円
超高齢者の犠牲者と加害者の殺人事件にベテラン刑事の真相に迫る。

「つまならい住宅地のすべての家」津村紀久子
 680円
脱獄犯が住宅地に向かってくるニュース、その周辺の住人の行動を通して見えてくる人間模様。

「星落ちて、なお」澤田瞳子
 810円
絵師の河鍋暁斎の娘、女絵師暁翠の一生。

「お葉の医心帖」有馬美季子
 760円
両親を亡くし奉公先のいじめに耐えられず川に投身したお葉、町医者の道庵に親身な介抱を受け回復。道庵を手伝い患者と向き合ううち真心を学び成長していく物語。
本文お夕の言葉に癒された笑い泣き
「だって、傷って、いつか治ってしまうでしょう。それに、完治しなくても、傷跡が残ってしまったとしても、それはそれでいいじゃない。傷とか傷跡って、その人が生きてきた証だもの」