『風化させてはいけないもの』 | 『~鏡花水月 ~』

『~鏡花水月 ~』

鏡に映る花の如くに美しく

みなもの月の如くに脆く儚く

この世は幻 森羅万象は夢の中

我は心のままに詩を詠み続け

毎読芳恩!!

いよいよ バレンタイン商戦がスタートし各社のチョコレートが出揃いつつあります。
人気のブランドからデザインのユニークなものまで揃い    なんやら・・・
アーティスティックな印象を受けます。
私が見入ってしまったのは 宇宙をイメージした惑星型のカラフルなチョコレート!
大変に美しい!食べるには惜しい感じすらいたします。


今から18年前の1995年の今日1月17日の早朝 
とてつもない数の人々の人生が大きく変わる災害が起こりました。

俗に 阪神・淡路大震災」 本来は兵庫県南部地震」と呼ばれる大地震による災害の発生した日である。

早朝 震度7の激震により 兵庫県中心に これからの未来を生きるはずの人々6000人以上の膨大な死者を出すことになった。


あらためて亡くなった人々の冥福を祈りたい。

過去起きた 関東大震災に比べ 被災者 災害の内容の規模が小さかったとはいえ 
現代の人類に与えられた課題としては充分に大きい物だったと思う。



18年前ではあるが 当時の事は今でもはっきりと覚えている。
私は 愛知県に住んでいるのだが 愛知県まで揺れは届いていた。
朝6時前に 鈍い揺れを感じ すぐさま この揺れ方はどこかで尋常ない事態が起きていると感じ 飛び起きすぐにテレビを付けて状況を確認しようとした。

しばらくして 地震発生を伝える中継が入ってきた。
ヘリによる上空からの中継だったのだが その映像からはさほど甚大な被害が出ているような様子は見られなかった。

時間が経つにつれ 被害の実態が明らかになってくる。
死者の8割はこの早朝の揺れの段階で死亡したと言われている。

支柱から倒れた高速道路  がれきと化した家々  割れた道路
家族を亡くし 荒れ狂ったり 泣き崩れたりする姿が映像に映し出された。
しかし国の対策対応の遅れ  ゴタゴタ が目立っていた感じだった。
海外から来た救助隊の救助を法の関係からか 断っていたのを記憶している。


これだけの地震であれば 地殻の歪による 予兆というか前兆が出ていておそらくは 
少なからず 予感していた人もいたかもしれない。
しかし 未曾有の災害にどうすることもできなかっただろう。

ある報道では 神戸市で震災を知らない人が人口の4割を超え 
震災の事が記憶から少しづつ遠ざかりつつあるという。
この震災により いろいろな所から地震対策に対する関心が人や国の中で動き始めたのは間違いない。
毎日でなくていい こうした発生日に また 防災の日を行事としてだけでなく
災害・生きる事について今一度自分自身に対し見直す日にしてもいいのではないかと思う。



「最後まで読んで頂き感謝 合掌」     佐藤英彦