教室にはたくさんの本があります。
生徒向けの本や、私が読む教育に関する本、もちろん参考書や問題集など。
今回は、その中から1冊の本をご紹介します。
「空への手紙」ポプラ社
この本は、亡くなった方へのメッセージをまとめたものです。
ですから、手紙を送られた人はこの手紙を読んでいません。
お父さんへ、妻へ、子どもへ、友だちへ。
実は、この本を見るたび、1人の女子生徒のことを思い出します。
その生徒がこの本を読んだのは、中3のときだったと思います。
学校では不良グループの一人として扱われていましたが、
教室では私と冗談を言い合うような、明るく普通の生徒でした。
その子がたまたま手に取って読んだのが、この「空への手紙」という本でした。
読み始めてしばらくすると、読みながら涙を流し始めました。
泣き顔を見られるのを、恥ずかしそうにしていたのを覚えています。
おばあちゃん子だったそうで、亡くなったおばあちゃんを思い出したようです。
その子の違った一面を見ることができた出来事でした。
私も読み返してみて泣いてしまいました。
ぜひ一度読んでみてください。
