【MC恋塚の昭和食堂探索シリーズ】
宮城県 石巻のちょっと北ぐらい、河北町にあります、食堂亀鶴(きかく)に行ってきました。
このお店は、孤独のグルメの撮影にも使われたお店でもあります。
期待いっぱいに車を走らせました。その昔は活気があったであろうメインストリートです。
食堂亀鶴到着です。 なんともいい感じです。

私が大好きなタイプの店構えです。ネットには載っていないことなのでびっくりしたのですが、食堂亀鶴の向かい側には、

ウェディングプラザきかく!
なにこれ!
結婚式場?って感じではないな。もちろん今は空き家になっているようです。気になって仕方ありません。
なんて思いながら食堂亀鶴へ入店です。

4人掛けテーブル4卓、小上がりテーブル2卓

こういう食堂大好きです。
小上がりへ案内されました。
まずは、店内を見渡しました。
孤独のグルメの松重豊さんのサイン色紙がありました。2枚ありました。松重さんと、原作者久住さんのかんと思いきや、2枚とも松重さん。何がどう違うかと言うと、一番上に書かれている店名です、「亀鶴様江」と「きかく様江」の違い。松重さんに2枚書いてもらったのでしょう。そして、とりあえず2枚貼っておけ!と貼っているのか?

こちらは商売の神様?仙台四郎の写真です。

そしてさらに上を見ると、

ババーン!なんだこれは?
一緒に行った、すでにリピーターである私の弟に尋ねると、このお店のマスターだとの事。
アピールしてきますねえ、そして、我々はこのオヤジに見られながら(見守られながら?)食べるというシステムなのでしょうかね。
でもすごいです、考えようによっては、商売の神様の更に上に店のオヤジが位置付けられているのですから。
心を落ち着かせ、何を食べようかメニューブックを開きます。
出たー!

お店のマスター、どんどん出てくるなあ。そしてこのページをじっくり読んでみると、創業昭和15年! 西暦1940年と言いますから、82年の歴史を持つお店と言えます。


これも頼みました。
さあ、注文は済みました。店内リサーチです。



土日祝日限定で、販売しているカツバーガーとの事。私座った場所の隣のレジスペースにカツバーガーが積んでありました。
でもただバーガーを積んで置いておいてもあまりアピールにならなそう・・・
なんて思いながらも細々と頑張ってるなあ。って感心です。
そして厨房の様子はこんな感じで慌ただしく動いています。昭和感ありです。

人気のお店ですので料理が出来上がるまで結構待ちます。
なのに、急に店のオヤジマスターがカツバーガーを手にホールに登場!全体を見渡せる場に立ち、なんとカツバーガーのプレゼンを始めました!
おー、また、攻めてきた!

「カツは柔らかく、ソースは当店オリジナル、バンズは何とかベーカリーのパンを使用し、レンジで20秒温めて美味しく食べられます。2017年にはサンドイッチマンさんがテレビ番組の取材で来てくれてたくさん宣伝してくれました。是非、皆さん食べてみてください。」
と、ジャパネットたかた、とまでは行きませんが、味のあるトークで販促活動です。完全プッシュ型プロモーションスタイルです。思わず買いたくなります。あ、この写真の右上に写っている時計を見ると昼の12時40分、一番忙しい時間じゃないかあ。
そして、サンドイッチマンがカツバーガーを絶賛するっていうのも笑えます。サンドイッチ以外のものも大好きなのね・・・・。
そんなことを考えている間に、先ずは「どぶ漬け唐揚げ」やってきました。テイクアウトの唐揚げ専門店のごとく、白い袋に入って登場です。取り皿に自分で取り分けるというエンターテイメント性を感じます。


でも、唐揚げの味ですが、何かしらたっぷりとしたタレで味付けかと思いきやとてもあっさり、普通の味でした・・。
美味しです。
そして、


先ずは調味料(胡椒)も掛けずスープを一口。魚臭さが全くなく、しっかりした出汁でおいしいです。そしてネギを散らしてみました。

ネギ多い!
中には魚臭さに敏感な人もいるでしょうから、臭み消しでネギ多めなのでしょう。箸で麺を口に持っていくと一緒にたくさんのネギがくっついてきます。これはこれで美味しです。

そして、半ソースカツ丼、

肉は柔らかく特製のタレも美味しいです。見た目黒ソースですが、いろいろ隠し味が入ってそうで美味しいです。
ラーメン食べ終えた状態

食べ終えたのでネギがこんなにたくさん。これは名物と言ってもいいかもしれません。美味しくご馳走になりました。
食べ終え店を出ましたが真正面の、ウェディングプラザきかく 気になります。

作りとしては、1F左は奥に通ずる駐車スペース。右は受付、2階が衣装室かな?
その昔、花嫁さんたちがここに集ったかと思うとわくわくしてきます。
お店のオヤジさんに聞いてみればよかったかな。
ちょっとタイムスリップしたようなそんなランチタイムでした。