ある知人が

567で家にいる時間が増えたので

 

「好きなこと」をしようと思ったという。

 

 

去年マスクが買えない時期

 

自分で布を買って自作マスクを作った。

家族や友人たちに大変喜ばれたそう。

 

 

久しぶりに裁縫をしたので

しばらくハマったけれど

 

今はマスクも普通に買えるし

何かを作ることを辞めてしまったという。

 

読書をしてみたり、

ドラマを観たりしたけれど

 

なんだかしっくりこない。

 

 

周りの友人たちは、

 

「好きなこと」をやって

充実しているらしい。

 

 

「好きなことやりなよ。

楽しいことやりなよ。」

 

と友人たちから頻繁に言われるので、

 

 

絶賛!!『好きなこと』探し中なのだ

 

と彼女は言いました。

 

 

 

 

P「好きなことをやらなくてもイイのでは?」

 

とっさに口から出てしまった。

 

 

 

『好きなこと』とは、

 

探すものではなく

湧き上がってくるものなので

 

自然と湧き上がってきたら

それをやったらイイ。

 

 

 

なんだかこのお話を聞いて

わたしが感じたこと。

 

 

『好きなこと』

をやらないといけないのか。

 

人生『充実』していないといけないのか。

 

 

 

これは『好きなこと』

これは『やりたくないこと』

 

今日は『充実』していた

今日は『無駄』に過ごした

 

 

....と我々は、

イチイチ【ラベル】を貼りがちだ。

 

 

 

やりたいことをやって

充実した1日を過ごせたならば

 

それはそれで素晴らしい。

 

その喜びを存分に味わうとイイ。

 

 

一日中、ダラダラと食っちゃ寝したので

 

今日は『無駄』に過ごしてしまった。

 

なにも生み出せなかった

 

...などと

「判断」しているのは一体誰なのか。

 

 

「好きなこと」も見つからず

「やりたいこと」もやれない

 

毎日無駄に過ごしている

「わたし」はダメだ

 

と判定しているのは一体誰だろう。

 

 

 

 

「好きなこと」をしている自分が好きで

「充実」している自分が好き。

 

 

本当の本音は、

『無条件に自分を好きになりたい』

 

 

自分から愛されたいから

 

「好きなこと」を探し

「充実」した日々を送ろうとする。

 

 

 

 

『好きなこと』は

やってもイイしやらなくてもイイ。

 

『充実』した日があってもイイし

なくてもイイ。

 

 

というか、

 

その流れに

『充実』も『無駄』もないのだが。

 

 

 

 

 

 

我々は、

 

その『好きなこと』とか『無駄なこと』を

ぜんぶ自分がやっている気になっているけれど

 

全体の流れが

ただやってきただけなので

 

 

な、なんと!!

 

 

自分がやっているわけではない。

 

 

 

よって、

 

「自分」を責める必要はない。

 

無条件に「自分」を好きになってイイ。

 

 

【全体】がやっているからね。

 

 

 

流れが完璧なのだから

 

「無駄な時間を過ごした」

と思い込んだとしても

 

完璧な1日だった

 

ということなのですね。

 

 

 

この価値観を

そのまま子どもに押し付けがちな

 

お母さんあるある。

 

 

子どもなのだから

 

「元気に外で遊びなさい」

 

「家でゴロゴロするのはやめなさい」

 

 

ひとりぼっちはダメだ。

友達がいないとダメだ。

1日を無駄にしてはいけない。

家にいるなら勉強しなさい

 

.....などなど。

 

 

子どもは、

元気に外で走り回らないとダメなのか。

 

友達がいないとダメなのか。

 

ダラダラしてはいけないのか。

 

充実した時間を

過ごさないといけないのか。

 

 

これも

「子ども自身」がやっているのではなく

 

全体の流れで

それが『起きている』

 

という視点に立てると

 

 

 

かぁ〜さん、楽ちん♪

 

 

 

 

 

子どものせいじゃないからね。

 

 

 

息子は母にナニかを言われる前に

 

 

「今日はゆっくり家で過ごすよ♪」

「今日はひとりで居たいから

お友達と遊ばない」

 

というような宣言をします。

 

 

別にわたしは息子に

 

「充実した1日を過ごしたまへ」

 

といったことはないのですけども。

 

 

 

あ.....

 

P「えーーー外で遊んできなよーーー」

(ひとりになりたい)

 

 

とよく言っていましたわ。

 

 

 

『こうでなければならない』

 

という観念は根強いです。

 

 

だから

 

全肯定実験なのですけども。

 

 

自分を責めることを止めれば

 

「トイレ行きたい」

「水飲みたい」くらいのレベルで

 

『好きなこと』

『やりたいこと』は

自然と湧いてくるはずです。

 

 

そして、

 

ダラダラに過ごしている自分を

愛せるはずです。

 

 

 

 

 

なんだかフッと

漫画『セトウツミ』のセリフを

思い出しました。

 

 

 

 

IMG_3522.jpg

 

走り回って

汗かかなあかんのか?

 

なんかクリエイティブな

ことせなあかんのか?

 

仲間と悪いことしたりせな

あかんのか?

 

この川で

暇をつぶすだけの青春

あってもええんちゃうか

 

 

 

 

 

 

ナニしてもイイ。

ナニもしなくてもイイ。

 

 

それでイイ。

そのままでイイ。

 

 

 

これでイイ。

これでイイのだ。

 

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

右矢印ウチの塩(1)

右矢印ウチの塩(2)