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ピア精神保健福祉士として

ADHD(発達障害の一種)の当事者であり、精神保健福祉士でもあります。当事者性を持つ専門職として、そして、専門性を持つ当事者として、「当事者」と「専門職」の架け橋になっていきたいと思います。

先日、リカバリーフォーラムの文科会2の「どうしたらピアスタッフになれるか?」に参加してきました。

主旨としては、この答えについては誰も持ち合わせていないから、皆で一緒に考えましょうっていうものでした。

確かに現時点では、ハロワの求人でピアスタッフが募集されていることはほとんどないですよね。

今回の分科会で最も印象に残った話は、現在、とある施設で障害クローズで支援員をしていて、その傍らでデイケアでピアサポーターをしている方のお話でした。

私もこの仕事に就くまでは、ずっとクローズでやってきたし、今の職場とのご縁がなければクローズで探していたと思います。

だから、障害をオープンにして支援をしていくことへの葛藤について、私自身も葛藤してきたことであったので、とても共感できるものがありました。

ただ、私の場合はこの葛藤について、ある1つの結論にたどり着きました。

それは、
「こういう立場になった以上は、積極的に自己開示して情報発信していこう。」
ということです。

そのため、「つむぎ 発達障害当事者会」においても、ピア精神保健福祉士になるまでとなってから、それぞれを情報発信しました。

自分自身の葛藤を人前でお話することは勇気がいったと思いますが、それにより私は心を動かされて強い共感を得ました。

だから、私自身もそれを続けていこうと思います。

ある当事者専門職の方から、「メサイヤコンプレックス」という言葉を聞きました。

 

メサイヤコンプレックスとは、実は自分が救われたいが為に人を救おうとしたり人のために何かをしようとするコンプレックスのことを指します。

 

詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
http://complex-plus.net/cate2/entry3.html

 

これを読んだとき、ひやりとした部分はありました。

 

なぜなら、当事者会を開催したり精神保健福祉士の資格を取得したのは、自分自身にも「心の傷」があり、同じような思いをしてきた人たちの力に少しでもなれれば、と思ったことも動機の1つだからです。

 

ただ、この記事に書いてあるように、自分が救世主のようになり認められたいが為に、周りを悪い存在だとでっち上げるだとか、自分で問題を作り出して自分で解決する(=マッチポンプ)だとかということはいくらなんでもないですが…。

 

とはいえ、「対象者に感謝されないと怒ったり気分を害する」というのはないにしても、「恩を痣で返されるようなこと」に遭遇したときは、とても悲しくなりましたが。

 

このメサイヤコンプレックスという概念、ピアサポートとも隣り合わせなので、当事者会などでピアサポートを行う人にとっては注意しなければならない概念だとは思います。

メサイヤコンプレクスのようにならないためには、まずは「自分を大切にすること」が大事ではないかな。

 

まずは自分を大切にできないと、他人を大切にすることはできないと私は思います。

最近になり、新たな目標が2つできました。

 

1つ目の目標は、「ストレスチェック実施者」もできるようになること、2つ目は「キャリアコンサルタント」の資格を取得することです。

 

目的はどちらも、「労働」や「会社」に対する知識を深めるためです。

 

また、キャリアコンサルタントの方は、「話を聴くスキル」を高めたいという理由もあります。

 

正直、ADHDと勉強って相性が悪いなと感じることはあります。

 

しかし一方で、ADHDという障害があるからこそ、障害特性をカバーするためにも知識や技術を身につけたい、というのもあります。

 

目標は言語化したり、人前で話たりするほうが叶いやすいと言われています。

 

なので、まずは言語化して公開しました。

 

今はまだリサーチ段階ですが、目標に向かって進んでいきたいと思います。

とはいえ、これ以上「タスク」を増やすのも危険なので、資格取得を目指す間の数ヶ月間は、当事者会活動を休止することも視野に入れています。