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ピア精神保健福祉士として

ADHD(発達障害の一種)の当事者であり、精神保健福祉士でもあります。当事者性を持つ専門職として、そして、専門性を持つ当事者として、「当事者」と「専門職」の架け橋になっていきたいと思います。

カスタマイズ就労とは、求職者と事業主の雇用関係を、双方のニーズに合った方法で個別にデザインしていく柔軟なプロセスを指す。
それは、求職者のストレングス・コンディション・興味と、事業主のビジネスニーズとの個別のマッチングに基づいて行われる。
(ここまでは引用)

当事者会の場合はボランティアなので雇用関係ではないのですが、仮に新たなピアサポーターを入れる場合、この考え方はとても役に立つのではないかと思いました。

ピアサポーターのストレングスやコンディション、そして興味を知り、参加者のニーズと合わせて個別にマッチングしていく…。

それができれば、今以上に色んな形式の会を開催できて、より参加者のニーズを満たすことができるような気がします。

もっとも、今は「安定開催」と「継続開催」が「つむぎ 発達障害当事者会」にとっての一番の課題なので、新しいピアサポーターを入れてカスタマイズする余裕なんてありませんが、次のステージとして、こういう考え方も頭には置いておこうと思います。

むしろ今は、私たち自身の「ストレングス・コンディション・興味」を分析して、参加者のニーズに合わせてカスタマイズしていくことのほうが大切かもしれません。

昨日、近所の施設で8人ほど集まり、モノポリーをしました。モノポリーは初体験でした。

モノポリーとは、一言で言うとボードゲームなのですが、投資の仕組みが分かる社会の縮図のようなゲームでした。

結果は、ビリから2番目でしたが、思っていた以上に勉強になりました。

人狼ゲームと同様、モノポリーも「つむぎ 発達障害当事者会」で取り入れていければいいなと思います。

 

モノポリーが終わったあと、おでんを買って、友人宅に集まりました。

正直に言って、昨日はあまり体調が良くなくて、一日中、身体症状を抱えていた状態でしたが、仲間たちと色んな話が出来たことがよかったです。

私も含めてですが、みんな、溢れ出すように言葉が出ていたように感じました。

私だけじゃなく、みんなそれぞれ辛い思いをしているんだなと思うと安心しました。
思い返せば、こういうまったりした時間を過ごしたのは何ヶ月ぶりだっただろうか…。
久々に「素のわたし」に戻れたような気がしました。

ADHDとは、日本語に訳すと「注意欠如多動性障害」。

主として、不注意・多動性・衝動性の3つの症状があると言われています。

不注意とは:
・忘れ物が多い
・何かやりかけでもそのままほったらかしにする
・集中力に欠ける
・片づけや整理整頓が苦手
・注意が長続きせず、気が散りやすい
・話を聞いていないように見える
・忘れっぽく、物をなくしやすい

多動性とは:
・落ち着いてじっと座っていられない
・そわそわして体が動いてしまう
・過度なおしゃべり
・公共の場など、静かにすべき場所で静かにできない

衝動性とは:
・順番が待てない
・気に障ることがあったら乱暴になってしまうことがある
・会話の流れを気にせず、思いついたらすぐに発言する
・他の人の邪魔をしたり、さえぎって自分がやったりする

さらにADHDは、多動・衝動性優勢型、不注意優勢型、混合型の3つにぶんるいされると言われています。

多動・衝動性優勢型とは、いわゆるジャイアンのようなタイプです。
傍から見ると乱暴者に見えます。
不適応を起こした場合には、非行などに走ることが多いと言われています。
男性に多いタイプです。

不注意優勢型とは、いわゆるのび太のようなタイプです。
ぼんやりしていて気が弱そうに見えます。
不適応を起こした場合には、不登校やひきこもりになることが多いと言われています。
女性に多いタイプです。

混合型とは、多動・衝動性優勢型と不注意優勢型の両方の性質を併せもったタイプで、このタイプが一番多いと言われています。

さらに、ADHDには現時点では、コンサータ、ストラテラ、インチュニブの3種類の薬があります。

コンサータ:
主にドーパミンに作用し、神経伝達物質の再取り込みを抑制する。
●服用回数
 ・1日1回(朝)
●治療開始からコンサータの効果が出るまでの期間
 ・効果があるか否かは3回程度の服用で判断可能
●コンサータの効果の持続時間
 ・10〜12時間(夕刻には薬効が消失)
●コンサータの主な副作用
 ・食欲低下(30〜50%)、結果としての体重減少
 ・寝付きが悪くなる(1時間程度の入眠の遅れ)
 ・血圧上昇
※効果の即効性はあるけれど、持続性はありません。頓服にも使用できます。

ストラテラ:
主にノルアドレナリンに作用し神経伝達物質の再取り込みを抑制する
●服用回数
 ・子どもの場合は1日2回(朝・夕)が推奨されている。大人は1日1回でもよい。
●治療開始からストラテラの効果が出るまでの期間
 ・1〜2か月
●ストラテラの効果の持続時間
 ・24時間
●ストラテラの主な副作用(いずれも治療開始時や増量時に起こりやすい)
 ・眠気
 ・気持ち悪い、食欲低下
 ・頭痛
※持続性はあるけれど、即効性はありません。

インチュニブ:
新しい作用機序を持つ2017年発売の新薬
●服用回数
 ・1日1回
●服用開始からインチュニブの効果が出るまでの期間
 ・1〜2週間
●インチュニブの効果の持続時間
 ・24時間
●インチュニブの主な副作用
 ・血圧低下
 ・眠気
※現在は子どもにしか認可されておらず、大人は治験段階中。
 この薬は以前、高血圧の治療薬としても使われていたそうです。

以上、一般的なADHDの説明です。
私個人の体験については、後日更新いたします。