日本の右派勢力による憲法改正論議を巡る諸問題
1、憲法を学ぼうとしない人々による憲法改正の主張が中心で問題多い
2、「自衛隊が可哀想だから」などという感情論に基づく憲法9条改正案
3、三権分立などへの影響を考慮しない軍事優先の憲法観の蔓延
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日本の右派勢力が主張する憲法改正案には、人権や三権分立などの基本的な
憲法上の概念を無視した暴論も多く見受けられる。
このことは、憲法改正を叫ぶ彼ら日本の右派勢力の人々の多くが憲法を学んで
こなかったか、あるいは憲法を学ぼうとしない人々であることを示しているだろう。
ところが、憲法を学ばない右派勢力の人々の中には、いかにも自分が憲法に詳しい
かのように振舞って、極端な国家主義的価値観を憲法草案に盛り込もうとする人々も
相当数いるようであり、そのことが憲法破壊を進めるのではないかという大きな懸念
材料の一つといえるであろう。
また、憲法9条改正案に自衛隊を書き込むことを提案する右派勢力の人々から
聞かれる多くの声には「自衛隊が可哀想だから」などという感情論による改憲案も
あるようだ。
そして、何より注視すべきなのは「憲法9条に自衛隊を明記することが、憲法上どの
ような意味を持つのか?」という点を憲法9条改正を唱える右派の人々が、まるで理解
していないことであり、これら軍事優先の憲法改正によって三権分立などの憲法上の
権力の抑制・均衡機能が脅かされる懸念こそが、近年の憲法改正論議における一番の
問題点だろう。
世界でも有数の高い軍事力を保持する自衛隊に、憲法上の権力を付与することで、
三権分立のパワーバランスにも重大な変化が起るであろう事は、日本の憲法の歴史
を少し勉強した経験がある人には容易に想像できるはずだ。
しかしながら、日本の右派勢力による憲法9条改正案では、自衛隊を憲法に書き込む
ことによる権力関係の変化についての説明は何らなされていない。
以上の点においても、憲法を学ばない右派の人々による軍事優先の憲法改正論に
よって、現行の日本国憲法の良い面が脅かされていることが明らかだろう。
以上