反省文の見本⑦ : ネット依存症の自称愛国者編

 【 反省文の見本⑦ 】

 私は、引きこもりがちのフリーターです。
 インターネットをしている時間は毎日10時間位です。
  私は、バイトで働いている時と寝ているとき以外は殆ど
ネットをしていて、ネットで誰かのサイトやSNSなどの
アカウントと繋がっていないと不安でしようがありません。
 私が嫌韓や嫌中などのヘイトスピーチを発信するネット
右翼のユーザーらと知り合ったのはツイッターがきっかけ
でした。
 私がツイッターを始めたのは3年位前ですが、初心者の
私にツイッターでフォローバックしてくれるのはネット右翼

くらいでした。
 左派の人達は、私がいくらフォローしてもフォローを返し

てくれませんでした。
 なので、私も次第にフォローを返してくれるネット右翼の

支持をするようになりました。
 そして、歴史の真実などと称して虚偽の歴史記事を拡散
するネット右翼の主張には疑問を感じながらも、悪気があ
ってやっていることではなさそうなので、私も「まあ、いいか。」

と思って歴史修正主義と呼ばれる歴史の改竄行為なども容認

するようになりました。
 また、中国や韓国の反日運動に対抗する為に愛国運動を
するネット右翼が発信する中国や韓国の悪口にも、私は同調

するようになりました。
 従軍慰安婦問題についての日韓合意の後も、慰安婦像は
世界のあちこちで設置されたので、私も韓国バッシングを
することが私達の権利のように思い込んで、韓国や従軍慰
安婦問題への悪口をネット上に書き込み続けました。
 しかし、私と偶然ツイッターで繋がった左派の人から見
せてもらった人権派のサイトの記事を読むうちに、私は背
中から冷や汗が流れ出すのを感じました。
 私がネット右翼はそれほど間違ったことは言っていない
と思っていた歴史認識問題では、ネット右翼や私達の主張
は滅茶苦茶に間違った妄想だということが判明したのです。
 私が、自分達のネット右翼活動の間違いに気付いた時の
気持ちは、知らないことほど怖いものはないという「無知への

恐怖」でした。
 私達が繰り返していた韓国バッシングや在日外国人への
悪口は、ヘイトスピーチという差別主義の暴言だということも

分かるようになったので、私は次第に恥ずかしくて、どこかに

逃げ出したい気分になりました。
 私がネット右翼に同調して拡散したヘイトスピーチや韓国や

中国の悪口は、日本の戦争加害の責任を忘れた私の勝手な

思い込みによる差別主義的暴言でした。
 日本が過去の侵略行為で被害を与えた韓国や中国の人達
が反日教育を受けて日本に悪印象を持つのは自由かもしれ
ないけれど、加害者側の日本の私達には、反日教育に言い
掛かりをつける権利などは無いはずです。
 むしろ、私達には日本の過去の歴史に学び、侵略戦争に
対する反省の必要があるはずですが、反省の歴史観を持た
ない私達は、逆に日本が過去に被害を与えた中国や韓国に

対する暴言を繰り返す有様で、そんな私達日本の右派が叫ぶ

歴史修正主義は「狂った国家主義」と言うしかないでしょう。
 私がネットで拡散した排外主義や差別的な暴言も、私の
身勝手な被害妄想が原因で起きた問題でした。
 「日本を貶め~」などと叫んで私達が発信した似非右翼
の言説は、あべこべに日本の侵略戦争に対する日本人の
反省不足の実例として晒され、日本の品位を貶める愚かな
行為でした。
 私は何という恥知らずな行為をしたのでしょう。
 私は、「ネットで真実」などと称して捏造した虚偽の
歴史記事を拡散した自分達の行為を反省したいです。
 また、私が悪口をネット上で言いふらした相手の韓国や
中国や元従軍慰安婦の人々に、私は心から謝罪します。
 本当に申し訳ありませんでした。