どんな試験でも勉強方法はまず総論を学習して各論に入っていくスタイルだと思うが、俺もFP試験の勉強を始めた当初はそれを踏襲した。

だが次第に違和感を感じ始めたのだ。

過去問を解いていると出題される問題が圧倒的に各論が多いことに気付く。

つまり細かい論点が出ることに気付いたのである。

だったら細かい論点から勉強すればいいじゃないかと単純に考えて「総論→各論を学習」をやめた。

バカは単純だから思いつきで学習する。

でもたまにはそのアイディアがヒットすることもある。

 

「総論→各論を学習」から「各論→総論を学習」に切り換えた結果、過去問が驚くくらい解けるようになった。

各論で覚えた論点はピースとして集めて整理すれば総論の出来上がりなので一石二鳥だ。

総論の勉強は必要ないくらいまでになった。

プラモデル作りは得意ではないが、バラバラのピースを組み合わせれば1つの形となって出来上がる瞬間はとても気持ちがいいのと似たような感覚になる。

 

例えばタックス分野では税金をまけてくれる各種控除から学習した。

自分にとってもお得な制度だから飲み込みは早いし、過去問が面白いように解けるから勉強が楽しくなる。

あとは集まったピースをまとめて1つの形にすればいいだけ。

各種所得も同じスタイルで学習して結果として10の所得に分類されるのを知ったのはだいぶ後のことだ。

 

総論(基礎)→→→各論(難しくなっていく)→挫折

各論(最初から難しいものもあるが)→→→総論(基礎)→過去問が面白いように解ける

 

この方法はあくまでも邪道だが、バカの無駄なあがきということなのだろうか。

試験で問われる論点は各論が多いのは事実ですから、各論から勉強すると学習時間が短縮されます。

 

それともう1つ良い効果があります。

各論から覚えると実務で提案書を作成する時に大体のイメージが最初に浮かびます。

どんな提案をすれば良いか大まかなラフスケッチができます。

 

バカな俺の稚拙な工夫を笑ってもらってもいい。

要は合格すればいいのだから。。。